■関東大学対抗戦Aグループ・9月29日@秩父宮ラグビー場
【帝京大 85-7 立教大】
帝京大が下位と戦う序盤戦で、一番のパフォーマンスを見せた。今秋最多の13トライを挙げ、立教大に85-7と快勝した。
立ち上がりこそペナルティから自陣22㍍内への侵入を許したり、ミスが重なるも、NO8カイサ・ダウナカマカマのジャッカルなどでこれを切り抜け、前半9分にWTB森寛大が先制トライを挙げた。
2分後にはWTB生田弦己の突破からSO大町佳生のキックに反応したFB石原幹士のトライでリードを広げる。
その後も帝京大の猛攻は止まらず、14分にはSO大町のオフロードを起点にケガから復帰のSH李錦寿、21分にはCTB佐藤楓斗のキックに反応したWTB森が2トライ目をマーク。
セットプレーでも圧倒し、さらに前半だけで3トライを追加した。
43-0で迎えた後半も帝京大の優勢は変わらず、自陣から積極的に仕掛け、ハイパントを挙げればWTB森らが好捕を繰り返した。
ノーホイッスルトライも含む3トライを14分までに奪い、26分にこそラインアウトモールからLO中山英琥にトライを許すも、終盤は控えメンバーも仕事を果たした。
32分にはFLグアイニ優人のゲインから控えLO坪根章晃、その2分後にはブレイクダウンでのターンオーバーからの速攻で控えFL甲斐敬心、試合終了間際には途中出場のWTB日隈太陽の快走から控えSH上村樹輝がそれぞれトライを挙げた。
プレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた帝京大のFL青木恵斗主将は、「これまで苦戦する試合が続いていて、僕自身の表情が暗くなったり、僕自身のパフォーマンスが落ちたらチームにどれだけ影響するのかを2試合通して学んだ」と話し、「今日の試合では自分が帝京のスタンダードを示そうと考えていて、常にいい表情、いい声かけを心がけて80分間戦えました。チームとしてもこのような結果が得られたのは大きな成長だと思います」と語った。
<次戦日程>
・10月12日(土)立教大 vs 明治大@太田市運動公園陸上競技場
・10月20日(日)帝京大 vs 慶應義塾大@太田市運動公園陸上競技場