ラグビーリパブリック

V7を支えた弘津英司氏がコベルコ神戸スティーラーズのチームディレクター就任。福本正幸氏はリーグワンへ。

2024.09.30

左から弘津氏、福本氏©KOBE STEEL, LTD.

 コベルコ神戸スティーラーズは9月11日、福本正幸チームディレクターが10月1日からリーグワンのチーフラグビーオフィサー(CRO)に就任すると発表した。

 9月いっぱいで2017年から務めていたチームディレクターを退任。神戸製鋼からリーグワンに出向する。
 福本氏は2007年から2011年まで日本ラグビー協会に出向していた経歴も持つ。

 後任には10月1日付で弘津英司氏が就くことも明かされた。2003年3月に引退してからは社業に専念、今回初めてのスタッフ入閣となった。

 弘津氏は現役時代はHOとして、同期入社でPRの福本氏とともに第一列を担い、7連覇に貢献。1995年からの2シーズンはチームの副将を務めた。

 日本代表キャップも一つ持ち、1995年のW杯南アフリカ大会の代表メンバーだ。
 娘の悠(はるか)さんも同じく桜のジャージーを背負う。パリ五輪のセブンズ女子日本代表メンバーで、現在はサクラフィフティーンのCTBとして活躍する。

 弘津氏は就任に際し、以下のようにコメントした。
「この度、チームディレクターを引き継ぐことになりました。大役に身が引き締まる思いです。選手、スタッフ、フロントスタッフたちと連携を図りながら、チームの強化を進めていきたいと思います。特に来年1月17日で阪神淡路大震災の発生から30年を迎えます。節目の年に良い結果を地元神戸の皆様に報告できるようにしたいと思います」

 発表日には全選手がグラウンドに集結し、12月21日に開幕する2024-25シーズンに向けたチーム練習が本格的に始動した。
 この日はブロンコテストを実施。FWでトップの数字を記録したのはNO8ヴィリー・ポトヒエッター。BKではSHの日和佐篤、徳田健太の2人が同タイムでフィニッシュした。

 チームは5位に終わった昨季の悔しさを糧に、6年ぶりの日本一を目指す。

Exit mobile version