ニュージーランド、オーストラリア、フィジーのチームで競うスーパーラグビー・パシフィックの2025シーズンのフォーマットが9月13日に発表された。
昨季はニュージーランドのブルーズが2003シーズン以来21年ぶり4度目の優勝を成し遂げた一方で、オーストラリアのメルボルン・レベルズが財政難により活動休止となりSRからの離脱が決定。来季は全11チームによるコンペティションとなった。
来年2月14日に開幕する新シーズン、各チームは全14節のレギュラーシーズンで7試合はホーム、7試合はアウェイで試合が組まれる。ライバル対決を中心に4チームとは2回、その他の6チームとは1回の対戦機会がある。
レギュラーシーズンの上位6チームはトーナメントのファイナルシリーズに進む。
1回戦の「予選決勝」はレギュラーシーズンの1位対6位、2位対5位、3位対4位が、順位が高いチームのホームで試合が組まれる。1回戦の勝者3チームは準決勝に進出し、敗戦チームの中で最もレギュラーシーズンの順位が高いチームが「ラッキールーザー」として準決勝に加わる。
準決勝は、進出チームの中でのレギュラーシーズン順位1位対4位、2位対3位の試合が高順位チームのホームで組まれる。(ラッキールーザーは1ランク繰り下げ)決勝戦も、これまでと同じく高順位チームのホームで試合がおこなわれる。
スーパーラグビー・パシフィックのジャック・ミズリーCEOは「ファンの皆さんのことは常に念頭に置いていて試合日程はまもなく発表しますが、楽しみな2025年に向けた洞察の機会をいち早く提供したかったのです。日曜の午後に3試合が開催されるようになることで、ファミリー層にもスーパーラグビーの興奮を味わってもらう機会が増えます。これからもこのようなサービスを充実させる予定です。新しいファイナルシリーズは、私たちも特に楽しみにしています。ハイレベルなマッチアップが組まれるように設計されていながら、トップチームには大きなメリットが与えられます」と語り、新しいフォーマットの魅力を伝えた。