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RWC2027の予選プロセスが決定。各地域で12チームが出場権争う。

2024.08.14

2027年はオーストラリアで争われる「ウェッブ・エリス・カップ」(Photo: Getty Images)

 ラグビーワールドカップ2027オーストラリア大会(RWC2027)の予選プロセスが国際統括団体のワールドラグビーよりダブリン現地時間の8月13日に発表された。2023年の前回大会の成績により、すでに出場が決定している12チーム以外の12枠を各地域の予選・大会で争う。

 RWC2027参加チーム数は、前回大会までの20から24に拡大される。
 日本を含む、2023年フランス大会の4つのプールステージの上位3チーム(フランス、ニュージーランド、イタリア、アイルランド、南アフリカ、スコットランド、ウェールズ、フィジー、オーストラリア、イングランド、アルゼンチン、日本)はすでにRWC2027への出場資格を得ている。
 残りの12枠は以下の地域・大会に割り振られた。カッコ内は出場枠数を表す。

□ヨーロッパ(4)
ラグビーヨーロッパチャンピオンシップ2025上位4チーム
□アフリカ(1)
ラグビーアフリカカップ2025優勝チーム
□アジア(1)
アジアラグビーチャンピオンシップ2025優勝チーム
□南アメリカ(1)
南米ラグビーチャンピオンシップ2025優勝チーム
□太平洋(3)
パシフィックネーションズカップ2025上位3チーム(既に出場権を獲得している日本とフィジーを除く)
□南アメリカ/太平洋プレーオフ(1)
南米ラグビーチャンピオンシップ2025準優勝チームとパシフィックネーションズカップ6位チームの対戦
□最終予選トーナメント(1)
①アフリカ/アジアプレーオフの勝者 (ラグビーアフリカチャンピオンシップ2025準優勝チーム対アジアラグビーチャンピオンシップ準優勝チーム)
②ラグビーヨーロッパチャンピオンシップ2025 5位
③南米ラグビーチャンピオンシップ2025 3位
④南アメリカ/太平洋プレーオフの敗者

 2025年11月に開催される「最終予選トーナメント」は、上記4チームによる総当たり式でおこなわれる。全ての予選プロセスは2025年末までには終了する。その後、2026年のシックスネーションズの前にRWC2027の組み分け抽選会がおこなわれるため、RWC史上初めて全出場国が決定している段階で組み分け抽選会が実施されることになる。

 また、RWC2027の予選は2026年に開催する「ネーションズ・チャンピオンシップ・ディビジョン2」とリンクすることも検討されていると発表された。

 RWC2027本大会は、4チームの6プールで構成されるファーストラウンドを経て、16チームが次のラウンドに進出するフォーマットで開催される。参加チーム数は増えるが、フォーマットの組み替えにより大会開催期間が従来の7週間から6週間に短縮される。

ワールドラグビーが公開したRWC2027予選のインフォグラフィック
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