リーグワン ディビジョン1のリコーブラックラムズ東京に、元オーストラリア代表“ワラビーズ”で前浦安D-RocksのFLリアム・ギルが2024-25シーズンより新加入することが8月5日に発表された。
2日に発表されたニュージーランド代表“オールブラックス”TJ・ペレナラの入団に続き、世界を知るプレーヤーがまた新たにBR東京のスコッドに加わる。
オーストラリア出身で現在32歳のリアム・ギルは、2011年にスーパーラグビー・レッズでプロのキャリアをスタートさせた。2012年にワラビーズに初選出され、以降15試合のテストマッチに出場している。
2016年からフランス・トップ14のトゥールーズ、2017年からリヨンでプレーした後、2020年にトップリーグのNTTコミュニケーションズシャイニングアークス(現浦安D-Rocks)に加入。2023-24シーズンは浦安D-Rocksでバイスキャプテンを務め6試合に出場。チームのディビジョン1昇格に貢献し、入替戦終了後の5月25日に浦安DRから退団すると発表されていた。
ギルは「ブラックラムズに入団させていただき、来シーズン目標達成に向けてチームと選手たちに貢献できる事とても楽しみにしています!サポーターの皆さんの前でプレーすること、毎週自分のベストを出すことをとても楽しみにしています。ブラックラムズはアタッキングでエキサイティングなラグビーをします。そのチームの一員になり、ハードでタフなディフェンスで貢献していきたいと思います」とのメッセージを発表している。
BR東京の西辻勤GMは「リアムがこれまでつちかってきた豊富な経験と、各所属クラブで発揮してきたリーダーシップを模範とし、取るべき言動のスタンダードを示すことで、活力と感動を与えられるクラブへ正しく導いてくれることを期待しています」と、ギルに求める役割を述べている。
今月2日に入団が発表された現役オールブラックスのSH、TJ・ペレナラに続き、強豪国の代表経験者2名を獲得したBR東京。ともに登録区分は「カテゴリC」だが、BR東京では同カテゴリの選手が4名所属することになる。カテゴリCの選手は、試合登録選手数23名のうち3名以下の登録に制限される。