公益財団法人日本ラグビーフットボール協会は6月23日に東京都内で評議員会および理事会を開催し、2024年度と2025年度の理事と監事を決定した。
理事は下記の22名。土田雅人会長、岩渕健輔専務理事をはじめ18名が再任となった。新任は4名で、かつて神戸製鋼のLOとして活躍し、国際統括団体であるワールドラグビーで2020年まで18年間に渡って競技の発展に貢献してきたマーク・イーガン氏が海外在住者として初めて名を連ねた。また女性理事は22名中8名となった。
理事会後に行われた記者会見には、土田会長と岩渕専務理事が登壇。両氏は今回、通常の任期を越えての再任となったが、この点について岩渕専務理事は、「日本協会の規定に『特別な理由』という項目があり、現在日本協会が直面する諸問題への対処やグローバルな環境における日本協会の地位向上、W杯の日本再招致に向けた重要な時期であるということから、役員等候補者選考委員会から特別な事情が認められるため妥当と判断したという答申をいただいた」と説明した。
また会見では、W杯の日本再招致に向けた展望も語られた。土田会長は「もう一度W杯を招致し、世界一になるというターゲットを実現するために、世界中をかけまわっていろいろとチャレンジしている。これをもう一度、愚直にスピードを持ってやることが私の役目だと思っている」とコメント。岩渕専務理事は「国も関係する大きなイベントであり、我々の想いだけではできないが、できるだけ早いタイミングで実現したい」と考えを述べた。
なお副会長などその他の役員は、7月以降の理事会で決定する予定。監事は、新任の打田光代氏と再任の袖山裕行氏の2人が務める。
【会長】
土田 雅人 61 再任
【専務理事】
岩渕 健輔 48 再任
【理事(五十音順)】
浅見 敬子 47 再任
マーク・イーガン 58 新任
石原 直子 50 再任
江田 麻季子 58 再任
香川 あかね 50 再任
木下 康司 67 再任
清宮 克幸 56 再任
御領園 昭彦 67 新任
齋木 尚子 65 再任
境田 正樹 60 再任
座間 美都子 64 再任
鈴木 彰 58 再任
玉塚 元一 62 再任
中村 明彦 69 再任
浜本 剛志 67 再任
松原 忠利 69 再任
水越 豊 67 再任
三好 美紀子 49 新任
安田 結子 62 再任
山神 孝志 57 新任
【監事】
打田 光代 65 新任
袖山 裕行 67 再任
※数字は年齢