女子日本代表サクラフィフティーンは5月27日、香港で開催された『女子アジアラグビーチャンピオンシップ2024』第2戦でカザフスタンと対戦し、64-0で快勝を収めた。
香港戦に続いて全勝をキープ、大会優勝を果たし、来年に開催される女子ラグビーワールドカップ2025イングランド大会と、今秋にケープタウンで開催されるWXV2(ディビジョン2)への出場権を獲得した。
22日の香港との第1戦を29-12で勝利し第2戦を迎えたサクラフィフティーンは、この日も身上のFW、BK一体となったスピーディーなラグビーで序盤から主導権を握る。
開始4分にPR加藤幸子のトライで先制すると、その後も勢いに乗ってCTB弘津悠、FL長田いろはキャプテンらがトライを追加。31-0と大きくリードして前半を折り返した。
後半に入ってもサクラフィフティーンは攻勢を維持し、優位にゲームを進める。入替で出場したベンチメンバーもいい勢いを生み出し、20歳のPR峰愛美、PR町田美陽らがゴールラインを越えてスコアを重ねた。
終わってみれば計10トライを奪う猛攻でカザフスタンを圧倒し、64-0の完封勝利で優勝を決めた。
レスリー・マッケンジーHCは大会に至るまでの流れを振り返り、「選手たちはいい準備をしてここまでたどり着きました。福岡のJAPAN BASEでのFW合宿に参加した選手たちが水準を設定し、そこへ国内のセブンズシーズン後に合流したBKたちがうまく融合した」とコメント。
FL長田いろはキャプテンは「サクラフィフティーンにとってこの大会はワールドカップへの道のりであり、目標を達成するために必要な勝利でした。サクラフィフティーンのスタンダードをさらに高め、戦える武器を増やして挑みます」と今後への意気込みを語った。
またサクラフィフティーンは6月7日から21日までフィジーに遠征し、14日(金)と20日(木)に女子フィジー代表とテストマッチ2試合をおこなうことも発表された。