関東大学対抗戦と関東大学リーグ戦の所属校が3つのグループに分かれて対戦する恒例の春のリーグ戦、関東大学春季大会は5月12日に5試合がおこなわれた。
最上位カテゴリーのAグループでは、昨季対抗戦3位の早大が、同リーグ戦2位の流経大と対戦。前半21分にスクラム起点のアタックからFB矢崎由高のトライで先制すると、32分にLO西浦剛臣、35分にはふたたびFB矢崎がゴールラインを越え、前半を19-0とリードして折り返す。
後半も5分にHO佐藤健次キャプテンが好サポートから左中間に飛び込むなど、早大が先にスコアを重ねる展開に。18分に流経大がWTBアポロサ・デレナラギのトライで一矢報いたが、20分以降は早大が完全に主導権を掌握し、トライを積み上げていく。最終的には68-7のスコアで、大会初戦を快勝で飾った。
またBグループでは、昨季5位同士の慶大と東洋大が、東洋大グラウンドで激突。慶大が62-17で完勝し、4月21日の立教大戦(54-22)に続いて2連勝とした。
立ち上がり早々のピンチをしのぎ、6分にラインアウトモールからHO中山大暉が押さえて先制した慶大は、その後も攻守に東洋大を上回り、順調に得点を伸ばす。前半だけで6トライを奪って38-7で折り返すと、後半もWTB石垣慎之介らが4トライを追加。東洋大の反撃を17点に抑え、余裕を持ってフルタイムを迎えた。
なおこの試合では、3月の高校日本代表イタリア遠征に参加した慶大のルーキー、FB小野澤謙真が先発出場。19分にインターセプトから独走トライを挙げると、39分、後半15分にもトライをマークし、デビュー戦でハットトリックの活躍を見せて大物ぶりを示した。
その他の試合結果は以下の通り。
・Bグループ
日大 54-14 立教大
・Cグループ
立正大 34-26 日体大
青学大 41-12 関東学大