リーグワンのディビジョン2昇格初年度の2023-24シーズンを5位で終え、残留を決めた九州電力キューデンヴォルテクスが5月9日、今シーズンの退団選手と退団スタッフを発表した。
退団選手はSOフィル・バーリー(在籍5シーズン)とHO大塚憂也(同1シーズン)の2人。ともに今シーズンをもって現役を引退する。
ニュージーランド出身でスーパーラグビーのチーフスやハイランダーズ、スコットランドのエディンバラなどで活躍し、スコットランド代表キャップ1を持つバーリーは、今季8試合、414分に出場して3トライをマーク。退団に際し、「5シーズンにわたりキューデンヴォルテクスを代表してプレーできたことは、大変光栄でした。プロとしての最後の瞬間を、素晴らしいグループと一緒にシェアできた事は、大切にしていきたいと思います。これからは私も、皆さまと同じ生涯キューデンヴォルテクスのファンです」と思いを口にした。
東海大仰星時代に野中翔平(現花園L)や野口竜司(元埼玉WK)らと花園優勝を果たし、三菱重工相模原ダイナボアーズを経て今季加入した大塚も、今季限りでブーツを脱ぐことを決断。7試合、148分に出場したシーズンを振り返り、「開幕戦から最終戦までチーム一丸となり、成長し続けることができたシーズンだったと思います。短い間ではありましたが、歴史あるチームでプレー出来たことを誇りに思います」とコメントを残した。
また合わせて、倉橋里歩アシスタントマネージャーと並川鉄之祐アナリストの退団も発表された。