リーグワン・ディビジョン2のトップ3による順位決定戦の第1節が4月20日、千葉県のゼットエーオリプリスタジアムでおこなわれ、浦安D-Rocksが豊田自動織機シャトルズ愛知に57-20で快勝。2季連続のディビジョン2優勝に王手をかけた。
試合開始早々、シャトルズ愛知がLOジェームズ・ガスケル主将のキックチャージからSH末拓実の先制トライにつながり、先に10点リードしたものの、浦安D-Rocksは慌てなかった。8分、FWが接点のファイトでボールを奪い返すと、CTBトゥクフカ トネがブレイクしてCTBシェーン・ゲイツにつなぎ、トライ。12分にはWTBリサラ シオシファ、WTBラリー・スルンガ、CTBトゥクフカと力強いボールキャリーが続いてLO中島進護もゲインし、すばやくリサイクルしてCTBゲイツの連続トライとなった。
20分にシャトルズ愛知の選手が危険なタックルをして一時退出を命じられると、数的有利となった浦安D-Rocksは直後、ラインアウトからのすばやい展開でWTBリサラが左外を駆け上がり、追加点を挙げた。
勢いづく浦安D-Rocksは、32分には切り込んだCTBトゥクフカの鮮やかなハンドスキルからチャンスとなり、FB安田卓平がフィニッシュ。
シャトルズ愛知は39分にも危険なプレーで2枚目のイエローカードをもらうなど、流れを変えられず、優勢の浦安D-Rocksは、前半最後にはSO田村煕が約45メートルのドロップゴールを決め、29-13で折り返しとなった。
数的有利で後半を迎えた浦安D-Rocksのペースは続き、43分(後半3分)にはゴール前でFWがファイトしたあとすばやくボールを動かし、東海大出身のCTB何松健太郎がデビュー戦トライを決めた。49分にはNO8タイラー・ポールがブレイクダウンのサイドを抜けてゲインし、FL武内慎がサポート、キャプテンのSH飯沼蓮につなぎ、点差を広げた。
浦安D-Rocksはその後、相手の反撃を7点に抑え、攻めては2トライを追加し、順位決定戦の1試合目で大きな勝点5を獲得した。
ディビジョン2の1~3位決定戦は、NECグリーンロケッツ東葛を含む3チームでおこなわれる。