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静岡ブルーレヴズが三重ホンダヒートを圧倒。3連勝で勝率5割に

2024.04.06

鮮やかなパススキル、冷静な判断、巧みな組み立てでブルーレヴズを勝利に導いたSHブリン・ホール(C)JRLO


 リーグワンのディビジョン1でプレーオフ進出の可能性を残す静岡ブルーレヴズは4月6日、ホームのヤマハスタジアムで三重ホンダヒートと対戦し、43-14と圧倒した。これで3連勝、勝率は5割(6勝6敗/総勝点29)となった。

 一方、ヒートは1勝11敗(総勝点5)で入替戦出場が濃厚となった。

 ブルーレヴズは前半だけで5トライ、31点リードを奪った。
 9分、敵陣深くに入って強いランナーを当てながらSHブリン・ホールが巧みに攻撃を組み立て、NO8マルジーン・イラウアがパワーでゴールラインを越え先制した。
 16分にはホールがパスカットから独走。
 リスタート後には、キックオフレシーバーのWTBキーガン・ファリアが自陣深くから抜けて大きくゲインし、タックルされながらも粘り強く前進してチャンスとなり、サポートしたLOマリー・ダグラスがフィニッシャーとなった。
 勢いは止まらず22分にも敵陣深くに入ると、モールでドライブしたあとSHホールが相手ディフェンスをよく見てボールを出し、タイミングよく連係したWTBマロ・ツイタマが抜けてトライゲッターとなった。
 セットピースが安定しているブルーレヴズは、34分にはスクラムで相手の反則を引き出して敵陣深くに入ると、連続攻撃でゴールに迫り、SHホールが中央から鮮やかなパススキルでスペースの空いた右外のWTBファリアに通し、5連続トライとなった。

 一方、大差をつけられたヒートは後半早々、スクラムから展開し、リサイクルの近場に走り込んできたFL小林亮太が抜け、トライを奪い返した。
 さらに、46分(後半6分)には自陣からボールをつないで攻め上がり、WTB渡部寛太やSH竹中太一などがゲイン、さらにFL小林らのハードワークもあってゴールに迫り、最後はLOフランコ・モスタートがピック&ドライブでインゴールにねじ込んだ。

 しかし、反撃はそこまで。

 ブルーレヴズは49分にHO日野剛志がブレイクしてWTBツイタマの得点をアシストし、流れを引き戻すと、75分には、この試合で通算150キャップとなったSH矢富勇毅の巧みなコントロールもあってCTBジョニー・ファアウリのトライが生まれ、大勝となった。

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