ラグビーリパブリック

4強争う横浜キヤノンイーグルスがブラックラムズ東京に快勝。貴重なBPも獲得

2024.04.06

アシストからフィニッシュまで多くのチャンスに絡んだイーグルスCTB梶村祐介。POMを獲得した(撮影:菅原淳)


 リーグワンのプレーオフに進めるトップ4を争う横浜キヤノンイーグルスが、4月6日に東京の駒沢オリンピック公園陸上競技場でリコーブラックラムズ東京と対戦し、31-12と快勝。トライ数で3本差をつけたためボーナスポイントも獲得し、総勝点38(8勝4敗)となった。

 一方、入替戦出場圏内にいる10位のブラックラムズ(2勝10敗)は、総勝点は13のままで9位との9ポイント差を詰めることはできなかった。

 イーグルスは序盤から優勢で、前半7分、ラインアウトからモールで押し込み先制。ディフェンスでも奮闘し、危険なプレーをした選手が一時退出を命じられ数的不利だった時間帯も踏ん張った。

 がまんしたイーグルスは、ハーフタイム前にも得意のラインアウト・モールで得点し、12-0で前半を終えた。

 後半も先に得点したのはイーグルスで、49分(後半9分)に敵陣深くに入ると、FLコーバス・ファンダイクがフィジカルの強さを活かして強引に黒い壁を破り、トライゲッターとなった。

 58分にはハイパントの競り合いでこぼれたボールをNO8シオネ・ハラシリが確保し、WTB竹澤正祥、CTB梶村祐介とつないで連続トライ。24-0となった。

 一方、粘り強いディフェンスを続けるイーグルスをなかなか崩せなかったブラックラムズは、62分、クイックタップからの連続攻撃でゴールに迫り、SH南昂伸がすばやくピックアップしてインゴールに飛び込み、ようやく得点を刻んだ。

 だが、イーグルスは落ち着いていて、72分、ハーフウェイ付近でペナルティキックを得ると、ベテランSOの田村優が相手の意表を突いてタップから仕掛け、連動してテンポよく攻め込み、FB小倉順平から飛ばしパスをもらったWTBヴィリアメ・タカヤワがスピードとパワーでタックルをかわしてインゴールに持ち込み、勝負あり。
 その後、ブラックラムズにモールで押しきられ5点を許したものの、トライ数は3本差以上をキープし、ボーナスポイント獲得となった。

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