今年のシックスネーションズ(欧州強豪6カ国対抗戦)で格上のスコットランド代表とウェールズ代表を倒し、イングランド代表やフランス代表とも大接戦を演じて世界ランキングを歴代最高位に並ぶ8位に上げたイタリア代表。「アッズーリ」の愛称で知られるそのチームのディフェンスコーチを2016年から務めている南アフリカ出身のマリウス・フーセン氏が、三重ホンダヒートのスタッフに加わることが4月1日に発表された。ショーン・トレビー 前ディフェンスコーチは3月末をもって退団となった。
フーセン氏は、今季から三重ホンダヒートのヘッドコーチを務めているキアラン・クローリー氏が信頼するディフェンスコーチで、クラブチームのベネトンやイタリア代表で一緒に働いていた。
三重ホンダヒートは今季これまでの11試合で、失点はワーストの「539(1試合平均:49失点)」。改善が期待されるフーセン氏は、「このような機会をいただき大変光栄に思っています。チームに合流するのが待ちきれないほど、楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします」とコメントした。
そして、スポーツや健康に関係する心理学を専門とし、メンタルトレーニングコンサルタントとして活躍する荒木香織氏も三重ホンダヒートへの加入が決まり、メンタルパフォーマンスコーチに就任することとなった。
荒木氏は2012年~2015年に15人制ラグビー男子日本代表のメンタルコーチを務め、2015年ワールドカップの歴史的快挙(優勝候補の南アフリカ代表撃破を含む3勝)に貢献した人物としても知られる。
三重ホンダヒートに加わる荒木氏は、「フィジカルと共にメンタルのパフォーマンスの向上も目指します。ご期待ください!」とコメントした。