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東京学芸大ラグビー部創部50周年を祝う! 今季、全国地区対抗優勝奪還へ

2024.03.30

100名を超える出席者が学芸大ラグビー部50年を祝った(写真提供:東京学芸大ラグビー部)


 2024年3月20日、東京 日本橋のロイヤルパークホテルにて、東京学芸大学ラグビー部創部50周年記念祝賀会が開催された。当日は来賓、現役学生、指導陣、OB・OGあわせ出席者100名を超える盛会となった。

 同大ラグビー部は1975年より東京都国公立大会、地区対抗関東1区に参戦し、1985年度に関東1区で初優勝して全国大会に初出場。その後、2008年度に2回目の出場を果たし2012年度から現在まで、12年連続で関東1区代表として地区対抗出場を続けており、2022年度頂点にたった第73回大会をはじめ、4回の全国地区対抗大会優勝も成し遂げた。また、2013年度には東日本セブンスでベスト8まで進出している。

 OBとしては、元トップレフリーの下井真介氏、高校の強豪を指導した教員として修猷館・岡本圭吾氏、渡邉康弘氏、秋田中央・古谷和義氏、朝明・保地直人氏のほか、近年在籍する女子部員からは日本代表の谷口令子、末結希、小出深冬らを輩出している。会場の展示コーナーでは、学芸大歴代のユニフォームなどとともに、彼女たちが授与された日本代表キャップも飾られた。

女子部員が得た日本代表キャップなども展示(写真提供:東京学芸大ラグビー部)

 祝賀会では、内田雄三OB会長(白鴎大学ラグビー部長)の開会の辞から始まり、初代顧問の會田勝先生、近年同校のFWコーチを務める横河武蔵野アトラスターズの佐藤明善氏から祝辞をいただいた。

 乾杯時には鈴木秀人部長から、「学芸大学に戻った2001年は部員が15名に満たず、2004年には武蔵工業大学(現・東京都市大学)に0対133で敗れるなど、苦難の時期が続いたが、学生主体の考えるラグビーで強化を重ね、現在の地区対抗連続出場につないできた」という話があった。

 学生からは、安達航洋主将(桐蔭学園出身、今春より清水建設江東ブルーシャークス入団)から、プレーヤー18名ながらも、年末に筑波大学や成蹊大学との練習試合も経て地区対抗ベスト4の結果を残した今シーズンの報告があった。

 また、2020年はじめに世界中を襲ったコロナ禍により延期となっていた全国地区対抗、第70回大会、73回大会の優勝に関する若手OBからの報告や、50周年を記念して新たにつくられたOB・OGの作詞作曲による新部歌の披露もおこなわれた。

 最後に北澤陽斗新主将(茗渓学園出身)、岩本悠希監督から「次年度以降も少ない人数でのスタートとなるが、改めて国公立大会と全国地区対抗大会の優勝を目指していく」という力強い言葉があり、閉会となった。

2023年度は惜しくも全国地区対抗覇権は逃した。後輩たちに託す(写真提供:東京学芸大ラグビー部)

(取材協力:東京学芸大ラグビー部)

※ 編集部注:2024年度初戦は国公立大会準決勝(6月2日)を予定している。

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