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4位・神戸スティーラーズが快勝 相模原ダイナボアーズ下しBPも獲得

2024.03.10

まさに司令塔となって何度もチャンスメイクしたスティーラーズのブリン・ガットランド(撮影:松本かおり)


 プレーオフ進出圏内のトップ4に入ったコベルコ神戸スティーラーズは3月10日、神奈川・相模原ギオンスタジアムでおこなわれたリーグワン・ディビジョン1の第9節で三菱重工相模原ダイナボアーズと対戦し、43-14で快勝した。
 6勝3敗となったスティーラーズはトライ数で3本差以上つけたためボーナスポイントも獲得し、総勝点を29に伸ばした。
 一方、前節でディフェンディングチャンピオンのクボタスピアーズ船橋・東京ベイを倒したダイナボアーズだが、連勝は止まり4勝5敗(総勝点18)となった。

 この試合では特にスティーラーズの10番をつけたブリン・ガットランドの活躍が光った。
 前半4分、ガットランドが切り込んでディフェンダーをひきつけ、オフロードパスもらったCTB李承信が抜けて大きくゲインし、つないでNO8ティエナン・コストリーが最初のトライゲッターとなった。
 15分にはコストリーのジャッカル成功で敵陣22メートルライン付近まで入ると、ラインアウトからの展開でガットランドが抜けてそのままゴールへ走りきった。

 一方、ダイナボアーズは23分、12フェイズ重ねてCTBカーティス・ロナからのオフロードパスをキープしたFB小泉怜史が抜け、トライを奪い返した。

 しかし、スティーラーズは27分、自陣でのスクラムで圧力をかけてアドバンテージを得ると、ボールを手にした共同キャプテンのWTB山下楽平がハンドオフからの力強い走りで大きくゲインして敵陣深くに入り、テンポよくアタックを継続し、ガットランドからロングパスをもらったCTBマイケル・リトルがトライを決めた。

 ディフェンスでも流れをよくしたスティーラーズは、さらに36分、自陣深くでのスクラムから、キックも使ってWTB松永貫汰、FB山中亮平のビッグゲインがあり瞬く間に敵陣深くに入ると、たたみかけてガットランドがキックパスを放ち、競り合いでこぼれたボールをFL今村陽良がインゴールに押さえ、トライが認められた。

 スティーラーズの勢いは止まらず、38分にも敵陣深くに入ると、ラインアウトからのサインプレーが決まってチャンスとなり、LOワイサケ・ララトゥブアがフィニッシャーとなった。

 安定したセットピースや接点のファイト、そして粘り強いディフェンスも勝因となったスティーラーズは、後半、相手に7点を許したものの、最後まで主導権を握り、68分(後半28分)にはSOガットランドのオフロードからFLアーディ・サベアのブレイクスルーが生まれてチャンスを広げ、SH中嶋大希のトライにつながった。そして、73分にはスクラムで優勢となってボールをもらったWTB松永が快走、CTBラファエレ ティモシーにつないでチーム7トライ目が決まり、快勝となった。

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