リーグワンのディビジョン1で3位につける東京サントリーサンゴリアスは3月9日、秩父宮ラグビー場でおこなわれた第9節で11位の花園近鉄ライナーズと対戦し、34-14で勝って7勝2敗となった。ライナーズは今季未勝利で9連敗。
サンゴリアスは前半9分、ゴール前のスクラムから展開してCTBイザヤ・プニヴァイが抜け、先制。14分にも敵陣深くに入ると、モールドライブとNO8ツイ ヘンドリックの力強いボールキャリー後、テンポよくバックス展開してFB松島幸太朗が切り込み、連続トライとなった。
対するライナーズは18分、ハーフウェイからWTB木村朋也がブレイクしてパスをもらったNO8セル ホゼが右外を大きくゲインし、サポートしたFBセミシ・マシレワがインゴールに持ち込んだ。
しかし、サンゴリアスは21分、PR森川由起乙が突破してパスをもらったキャプテンのHO堀越康介も力走でゲインして敵陣深くに入り、すばやくリサイクルしてCTBプニヴァイがトライ。26分にも攻め込むと、FB松島がディフェンダーをひきつけ、右外にいたNO8ツイがフィニッシャーとなった。
22-7で折り返したサンゴリアスは後半、危険なプレーをした選手が退出している間に失点したが、50分(後半10分)、リスタートのキックオフボールをLOトレヴァ・ホゼアが確保し、その後、HO堀越のラインブレイクもあって敵陣深くに入り、CTBプニヴァイが切り込んでWTB尾崎泰雅につなぎ得点、すぐに流れを引き戻した。
終盤にはサンゴリアスデビューとなったCTBジョー・カマナもトライを決め、ボーナスポイントを確実にした。