ラグビーリパブリック

横浜キヤノンイーグルスが静岡ブルーレヴズに快勝 貴重なボーナスポイントも獲得

2024.03.09

青い壁に挑むイーグルスのコーバス・ファンダイク(撮影:Hiroaki UENO)


 ジャパンラグビー リーグワン(ディビジョン1)はレギュラーシーズン後半に入り、5位で折り返した横浜キヤノンイーグルスは大分県のレゾナックドーム大分で3月9日、静岡ブルーレヴズを34-17で下し、6勝3敗となった。9位の静岡ブルーレヴズは3勝6敗。

 先制したのは静岡ブルーレヴズだった。前半2分、ゴール前中央のスクラムから展開してCTBシルビアン・マフーザが左へ大きく振り、WTBマロ・ツイタマがインゴールに持ち込み5点を先取した。

 しかし、横浜キヤノンイーグルスは13分、HO庭井祐輔がブレイクダウンでターンオーバーし、ボールを手にしたキャプテンのCTB梶村祐介がゴールへ走りきり同点に追いついた。梶村は16分にはキックチャージに成功して連続トライを挙げ、イーグルスが勝ち越した。

 その後、両チームとも譲らないがまん比べが続いたが、12-5で迎えた49分(後半9分)、イーグルスはアドバンテージを得ながらゴール前で攻め、大きくボールを動かしてFLコーバス・ファンダイクがタックラーを振りきってトライ。53分にはSO田村優の「50:22キック」で敵陣深くに入ると、ラインアウトから攻め込んでテンポよくボールを動かし、左外にいたWTB竹澤正祥が強さも発揮してタックルをかわしトライゲッターとなった。

 ブルーレヴズは56分にFLジョーンズリチャード剛がキックチャージからトライを奪い返したが、イーグルスは62分に敵陣深くに入ってラインアウトからモールで押しきり、再び突き放した。

 その後、粘るブルーレヴズが12点差に詰めたが、イーグルスは終盤の75分、根気よく16フェイズ重ねてWTBイノケ・ブルアがフィニッシュし、勝利を引き寄せるとともに、トライ数で3本差をつけたためボーナスポイントも獲得している。

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