リーグワンのディビジョン2は、3月2日に福岡県の東平尾公園博多の森陸上競技場で1試合がおこなわれ、首位を争う豊田自動織機シャトルズ愛知が九州電力キューデンヴォルテクスに15-10と逆転勝ちした。
シャトルズはこれで6勝1敗(勝点28)となり、暫定1位に浮上。6チーム中5位のキューデンヴォルテクスは1勝6敗(勝点7)となった。
シャトルズは前半、イエローカードをもらって数的不利の時間帯に失点したが、33分、元イングランド代表のSOフレディー・バーンズが軽快なフットワークでトライを奪い返し、同点に追いついた。
その後、キューデンヴォルテクスにペナルティゴール(PG)を許し、7-10で折り返しとなったシャトルズだが、54分(後半14分)、ゴール前でスクラムを得ると、FWパックが圧力をかけてファーストレシーバーのバーンズが左外のWTB中野豪へ長いパスを通し、逆転トライを獲得。その後はバーンズのPGで加点し、粘り強いディフェンスもあってリードを守りきった。
同日、ディビジョン3では2試合がおこなわれ、自動昇格圏内にいるトップ2の日野レッドドルフィンズと清水建設江東ブルーシャークスが勝点を伸ばした。
首位の日野レッドドルフィンズは東京・AGFフィールドで最下位(5位)の中国電力レッドレグリオンズを63-29と圧倒し、開幕から6連勝(勝点28)。フル出場で2トライを挙げるなど活躍した22歳のLOゼファニア・トゥイノナがプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれている。
レッドレグリオンズは1勝6敗(勝点5)となった。
2位の清水建設江東ブルーシャークスは広島県の福山通運ローズスタジアムで3位のマツダスカイアクティブズ広島と対戦し、40-27で制して4勝2敗(勝点20)となった。スカイアクティブズは3勝4敗(勝点14)。
ブルーシャークスは相手に先制を許したものの、キャプテンのFL白子雄太郎が力強い走りでインゴールに持ち込むなど4連続トライで前半をリード。後半40分間のスコアはスカイアクティブズが上回ったが、ブルーシャークスが逃げきった。