ラグビーリパブリック

リーグワン2部のS愛知が九州KVとの接戦制す。3部はトップ2の日野RDと江東BSが勝利。

2024.03.02

モールの攻防。青いジャージーが豊田自動織機シャトルズ愛知 (C)JRLO


 リーグワンのディビジョン2は、3月2日に福岡県の東平尾公園博多の森陸上競技場で1試合がおこなわれ、首位を争う豊田自動織機シャトルズ愛知が九州電力キューデンヴォルテクスに15-10と逆転勝ちした。
 シャトルズはこれで6勝1敗(勝点28)となり、暫定1位に浮上。6チーム中5位のキューデンヴォルテクスは1勝6敗(勝点7)となった。

 シャトルズは前半、イエローカードをもらって数的不利の時間帯に失点したが、33分、元イングランド代表のSOフレディー・バーンズが軽快なフットワークでトライを奪い返し、同点に追いついた。
 その後、キューデンヴォルテクスにペナルティゴール(PG)を許し、7-10で折り返しとなったシャトルズだが、54分(後半14分)、ゴール前でスクラムを得ると、FWパックが圧力をかけてファーストレシーバーのバーンズが左外のWTB中野豪へ長いパスを通し、逆転トライを獲得。その後はバーンズのPGで加点し、粘り強いディフェンスもあってリードを守りきった。

198センチの長身だが走力も高い日野レッドドルフィンズのゼファニア・トゥイノナ (C)JRLO

 同日、ディビジョン3では2試合がおこなわれ、自動昇格圏内にいるトップ2の日野レッドドルフィンズと清水建設江東ブルーシャークスが勝点を伸ばした。

 首位の日野レッドドルフィンズは東京・AGFフィールドで最下位(5位)の中国電力レッドレグリオンズを63-29と圧倒し、開幕から6連勝(勝点28)。フル出場で2トライを挙げるなど活躍した22歳のLOゼファニア・トゥイノナがプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれている。
 レッドレグリオンズは1勝6敗(勝点5)となった。

2トライを挙げた清水建設江東ブルーシャークスのオルビン・レジャー (C)JRLO

 2位の清水建設江東ブルーシャークスは広島県の福山通運ローズスタジアムで3位のマツダスカイアクティブズ広島と対戦し、40-27で制して4勝2敗(勝点20)となった。スカイアクティブズは3勝4敗(勝点14)。
 ブルーシャークスは相手に先制を許したものの、キャプテンのFL白子雄太郎が力強い走りでインゴールに持ち込むなど4連続トライで前半をリード。後半40分間のスコアはスカイアクティブズが上回ったが、ブルーシャークスが逃げきった。

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