子どもたちの元気な声がグラウンドにこだました。
SMBCカップ第20回全国小学生タグラグビー大会が、2月24・25日の2日間にわたり、熊谷ラグビー場でおこなわれ、全国から30チームが出場し、熱戦を繰り広げた。
この大会は、全国各地の小学生が、ラグビーからコンタクトを除いたタグラグビーをプレーすることにより、ラグビースピリットを通じ、仲間と助け合うことを体験し、自ら考えて道を切り開くことを身に着け、スポーツの意義を実感することを目的としており、順位などは決めず、交流の意味合いが大きい大会だ。
勝ち点などは設けず、5チームずつが6つのグループに分かれ総当たり戦をおこない、2日目にはグループ外との対戦も組まれ、交流を深めた。
タグラグビーはコンタクトがなく、ラグビー初心者向けの導入的なゲームとして採り入れられることが多いが、ハンドリング技術の向上を目的に上級生になってからもトレーニングの一環としておこなったり、手軽に安全にできることからタグラグビーに特化したクラブチームも誕生している。
試合は5分ハーフでおこなわれ、接触プレーが少なく安全で、年齢や性別に関係なくできるのがタグラグビーで、今大会も女子選手の姿が目立ち、男子顔負けのハンドリングを披露していた。
また、Cグラウンドでは、元日本代表キャプテンの菊谷崇さんらによるラグビークリニックも開催され、未経験者も参加しラグビー体験を楽しんだ。