国内最高峰リーグで14季ぶりの優勝を目指す好調の東芝ブレイブルーパス東京が2月24日、東京・秩父宮ラグビー場で昨季3位の横浜キヤノンイーグルスと対戦し、27-7で快勝、開幕から無傷の7連勝となった。
ブレイブルーパスは序盤からFW・BKともアグレッシブで、前半4分、タッチライン外に出たボールをクイックで入れると、WTB桑山淳生がブレイクし、パスをもらったFL佐々木剛がタックルを外して先制トライを決めた。
16分にはFB松永拓朗の安定したハイボールキャッチ後、展開してSOリッチー・モウンガが絶妙なクロスキックを放ち、桑山淳生がダイレクトキャッチしてブレイクスルー、サポートのCTBニコラス・マクカランがパスをもらってゴールへ走りきった。
ブレイブルーパスはFWのハードワークも優勢につながり、30分にはショットチャンスをつかみ、追加点。
33分にキャプテンのNO8リーチ マイケルが右脚の負傷でベンチへ退いたのは心配だが、いやなムードになりかけたところ、LOジェイコブ・ピアスがラインアウトスチールでピンチを防ぐなど、ブレイブルーパスは崩れなかった。
後半、しばらくがまんの時間帯もあったブレイブルーパスだが、59分(後半19分)にはモウンガがキックチャージから約70メートル走りきり、貴重な追加点を獲得。
その後、モールディフェンスでのターンオーバーや、FLシャノン・フリゼルのハードタックル、LOワーナー・ディアンズのチョークタックルなどでイーグルスを封じ込め、堅守で辛抱し続け、73分、CTBマクカランがインターセプトで自陣深くを脱出すると、サポート選手がつなぎ、桑山淳生がフィニッシュして勝利を引き寄せた。
一方のイーグルスは試合終了間際に1トライを奪い返したが、連敗で暫定6位にダウンとなった。