リーグワンのディビジョン1は約3週間のブレイクをはさんで再開し、2月17日には愛知・パロマ瑞穂ラグビー場で“東海ダービー”がおこなわれ、トヨタヴェルブリッツが54-7で三重ホンダヒートに快勝した。
トヨタヴェルブリッツはこれで4勝3敗。今季昇格の三重ホンダヒートは未勝利で7連敗となった。
トヨタヴェルブリッツは序盤、連係ミスやエラーなどで何度もチャンスをつぶしていたが、21分、ラインアウトからのサインプレーを決めてWTB高橋汰地が抜け、ようやくスコアボードを動かした。
24分にはPR木津悠輔の力走に対して相手の反則があり敵陣深くに入ると、再びラインアウトから攻め込み、最後はSHアーロン・スミスがフェイントでディフェンダーをかわしトライゲッターとなった。
トヨタヴェルブリッツは敵陣で優勢の時間が続き、38分にはラインアウトからモールで押し込み、HO彦坂圭克がゴールライン上にグラウンディング。19-0で前半を終えた。
反撃を試みる三重ホンダヒートに対し、トヨタヴェルブリッツは粘り強いディフェンスを続け、54分(後半14分)にはWTB高橋がインターセプトでゴールへ独走し、追加点。さらに、61分にも敵陣22メートルライン内に入ると、パス回しからLO秋山大地が抜けてLOアイザイア・マプスアにつなぎ得点、リードを広げた。
一矢報いたい三重ホンダヒートは、66分、スクラムから持ち出したSH根塚聖冴がランで仕掛けオフロードパスをもらったWTB渡邉弐貴が抜け、CTBクリントン・ノックスにつないで1トライを奪い返したものの、その後、トヨタヴェルブリッツはディフェンスを締め直し、終盤にはWTB高橋がハットトリックを決めるなど3トライを追加し、大勝となった。