ラグビーリパブリック

トヨタヴェルブリッツが東海ダービーに快勝 三重ホンダヒートは7連敗

2024.02.17

俊敏な動きでディフェンスを破りトライを決めるトヨタヴェルブリッツのSHアーロン・スミス(撮影:平本芳臣)


 リーグワンのディビジョン1は約3週間のブレイクをはさんで再開し、2月17日には愛知・パロマ瑞穂ラグビー場で“東海ダービー”がおこなわれ、トヨタヴェルブリッツが54-7で三重ホンダヒートに快勝した。

 トヨタヴェルブリッツはこれで4勝3敗。今季昇格の三重ホンダヒートは未勝利で7連敗となった。

 トヨタヴェルブリッツは序盤、連係ミスやエラーなどで何度もチャンスをつぶしていたが、21分、ラインアウトからのサインプレーを決めてWTB高橋汰地が抜け、ようやくスコアボードを動かした。

 24分にはPR木津悠輔の力走に対して相手の反則があり敵陣深くに入ると、再びラインアウトから攻め込み、最後はSHアーロン・スミスがフェイントでディフェンダーをかわしトライゲッターとなった。

 トヨタヴェルブリッツは敵陣で優勢の時間が続き、38分にはラインアウトからモールで押し込み、HO彦坂圭克がゴールライン上にグラウンディング。19-0で前半を終えた。

 反撃を試みる三重ホンダヒートに対し、トヨタヴェルブリッツは粘り強いディフェンスを続け、54分(後半14分)にはWTB高橋がインターセプトでゴールへ独走し、追加点。さらに、61分にも敵陣22メートルライン内に入ると、パス回しからLO秋山大地が抜けてLOアイザイア・マプスアにつなぎ得点、リードを広げた。

 一矢報いたい三重ホンダヒートは、66分、スクラムから持ち出したSH根塚聖冴がランで仕掛けオフロードパスをもらったWTB渡邉弐貴が抜け、CTBクリントン・ノックスにつないで1トライを奪い返したものの、その後、トヨタヴェルブリッツはディフェンスを締め直し、終盤にはWTB高橋がハットトリックを決めるなど3トライを追加し、大勝となった。

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