昨季リーグワンでチーム史上最高成績の3位となり、さらなる高みを目指す横浜キヤノンイーグルスが、元南アフリカ代表のローハン・ヤンセファンレンズバーグを獲得したことを2月13日に発表した。
チームの中心選手のひとりであるワールドカップ優勝戦士のCTB、ジェシー・クリエルが負傷離脱したため、同ポジッションの補強が必要となり、クリエルと同じ南アフリカからヤンセファンレンズバーグの入団が決まった。
身長185センチ、体重108キロのパワフルなCTBであるヤンセファンレンズバーグは、かつてスーパーラグビーのライオンズで活躍し、22歳だった2016年に南アフリカ代表に選出され1キャップを持っている。翌年に膝の靱帯を断裂した影響もあって南アフリカ代表としてのキャリアは短かったが、大けがを克服してからはイングランドのセール・シャークスに移籍し73試合に出場(23トライ)、2022-23シーズンからは母国のシャークスに加わり先月まで同チームの一員としてプレーしていた。
今年1月には、フランスのボルドー・べグルと来季からの3年契約にサインしたという報道もあったが、横浜キヤノンイーグルスが緊急事態となり、SOSコールに応えた形となった。
日本へ行くことを決めた29歳のヤンセファンレンズバーグは、「横浜キヤノンイーグルスに加入できることにとてもワクワクしており、クラブとチームを支える方々を代表してプレーできることは本当に名誉なことだと考えています。どういった形であれチームのために努力しますし、残りのシーズンを通じて長く続く関係性を築くこと、みなさんに私のプレーを見ていただけることを楽しみにしています。 アリガトウゴザイマス。マタ、チカイウチニ、オアイシマショウ」とコメントした。
横浜キヤノンイーグルスには2月中に合流する予定。