ジャパンラグビー リーグワンは、2月11日に東京・AGFフィールドでディビジョン3の1試合がおこなわれ、首位の日野レッドドルフィンズが3位のマツダスカイアクティブズ広島を61-12と圧倒し、開幕から5連勝となった。スカイアクティブズ広島は2勝3敗。
日野レッドドルフィンズは前半5分、ハーフウェイ付近でペナルティキックを得ると、ゲームキャプテンのSH橋本法史がクイックタップで速攻を仕掛け、そのまま抜けてゴールへ走りきり先制した。
17分にもゴールに迫り、ワイドにボールを動かしCTBオーガスティン・プルから飛ばしパスをもらったWTB小島昂がフィニッシュ。
今季初出場で12番をつけたプルは、もともとSHで、ニュージーランド代表やトンガ代表でもプレーしたことがある経験豊富な選手。23分にも自在のキックとランでチャンスメーカーとなり、最後はディフェンダーをひきつけてからの落ち着いたパスでCTB松井佑太のトライを演出した。
日野レッドドルフィンズのペースは続き、30分にはモールでゴールに迫ったあと、SH橋本が持ち出してギャップを抜け、追加点。
28-0で迎えた50分(後半10分)には、自陣から細かくパスをつないで攻め上がり、SOサイモン・ヒッキーがインゴールに持ち込んだ。ヒッキーはこの日、ゴールキッカーとしても好調で、9本のうち外したのは1本だけで、21得点の活躍だった。
日野レッドドルフィンズはその後、4トライを追加。
一方、スカイアクティブズ広島は56分、相手に攻め込まれていたもののSOボーディン・ワッカがインターセプトして100メートル近く独走し、ようやくスコアボードを動かすと、68分にはWTB中村悠人が力強い走りでディフェンスを破り、トライゲッターとなったが、反撃はそこまでだった。
なお、今季ディビジョン3は5チームが3回戦総当たり形式で順位を競い(各チーム12試合)、最終的に上位2チームが自動昇格、3位は入替戦出場となる。