埼玉パナソニックワイルドナイツは1月13日、神奈川・相模原ギオンスタジアムでおこなわれたリーグワンの第5節で三菱重工相模原ダイナボアーズを81-21と圧倒し、開幕から5連勝となった。ダイナボアーズは黒星先行で2勝3敗。
ワイルドナイツは、けがの影響でワールドカップに出られなかった南アフリカ代表66キャップのLOルード・デヤハーが復活し、今季初登場。
すると、試合開始早々、CTBディラン・ライリーのブレイクスルーからフェイズを重ね、デヤハーの力走もあってゴールに迫り、PRヴァル アサエリ愛がフィニッシャーとなって先制した。
10分にはラインアウトからのムーブで主将のHO坂手淳史が抜け、CTBダミアン・デアレンデにつないで連続トライ。
序盤から優勢のワイルドナイツは15分にも攻め込み、FB山沢拓也がインゴールへ持ち込んだ。
18分にはNO8ジャック・コーネルセンからオフロードパスをもらったLOリアム・ミッチェルがゲインし、デヤハーのサポートもあってテンポよくたたみかけ、コーネルセンが左隅へフィニッシュ。
21分には相手のパスの乱れから攻めに転じ、最後はFL福井翔大が軽快なステップで抜け、ファイブポインターとなった。
26分にはFWでゴールに迫ったあとボールを動かし、WTB野口竜司がインゴールへ。
堅いディフェンスでも主導権を握ったワイルドナイツは、30分にはコーネルセンのビッグゲインからチャンスを広げ、デヤハーがトライゲッターとなった。
48-0で折り返したワイルドナイツは、後半も5トライを追加。
一方、ダイナボアーズは51分(後半11分)、敵陣深くに入っての連続攻撃でCTBマット・ヴァエガが抜け、ようやくスコアボードを動かすと、71分にはCTBマリノ・ミカエリトゥウのブレイクからLOジャクソン・ヘモポのトライにつながった。そして、試合終了間際にはPKを得てからの速攻でSH中森隆太が駆け抜けリーグワン初トライを挙げたが、チームは3連敗となった。