三菱重工相模原ダイナボアーズがリーグワン2023-24のディビジョン1で開幕から2連勝だ。12月16日には東京・駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場でリコーブラックラムズ東京と対戦し、25-17で競り勝った。
ブラックラムズは2連敗。
前半は、両チームともラインアウトからモールで押し込み1トライずつ獲得、ペナルティゴール(PG)でも得点したダイナボアーズが13-7で折り返した。
対するブラックラムズは後半を1人少ない状態で迎えたが、粘り強いディフェンスでピンチをしのぎ、PGで点差を詰めたあとの54分(後半14分)には、ダイナボアーズのWTBタウモハパイ ホネティが左外を力強く駆け上がってゴールに迫ったものの、ブラックラムズのFBアイザック・ルーカスが懸命にカバーリングしてタックルで外に押し出し、トライ許さなかった。
それでも、ダイナボアーズはその2分後、またもタウモハパイがダイナミックな走りでチームを勢いづけ、つないでLOエピネリ・ウルイヴァイティも力走でゲイン、サポートもついてたたみかけ、最後はCTBカーティス・ロナがダブルタックルを受けながらもゴールライン上に押さえ、トライが認められた。
リードを広げたダイナボアーズはさらに63分、WTBマット・ヴァエガ、CTBトニシオ・バイフ、NO8マリノ・ミカエリトゥウによるゲインとオフロードの連続で敵陣深くに入り、突進力があるFWを使ったあとテンポよくボールを回し、WTBタウモハパイがフィニッシャーとなった。
一方、15点差をつけられたブラックラムズは、67分にWTBネタニ・ヴァカヤリアの力走もあって敵陣深くへ攻め込み、ペナルティキックを得ると、SH南昂伸がクイックタップで速攻を仕掛け、自らインゴールに突っ込みトライを奪い返した。
しかし、反撃はそこまで。ブラックラムズはSOマット・マッガーンが終盤のPGを決められず、負けても7点差以内で得られるボーナスポイントも逃した。