リーグワンのディビジョン2は、12月10日に岩手・釜石鵜住居復興スタジアムで2023-24シーズン開幕節の1試合がおこなわれ、ビジターの豊田自動織機シャトルズ愛知が52ー7で日本製鉄釜石シーウェイブスに快勝した。
シャトルズ愛知は前半、NECグリーンロケッツ東葛から移籍してきたセブンズ日本代表経験者のカヴァイア・タギヴェタウアが3連続トライを挙げ、主導権を握った。
6番をつけたタギヴェタウアは、まず前半13分、仲間がPKからの速攻でチャンスを作ると、ピック&ゴーで先制。30分にはボールを手に抜け出し、長いストライドで力走、釜石シーウェイブスのNO8サム・ヘンウッドが猛追して懸命に止めたが、トライは認められた。そして、35分にはラインアウト後のモールからすぐに持ち出してインゴールに突っ込み、ハットトリックを達成した。
シャトルズ愛知はチームが連動して後半も5トライを重ね、大勝。
一方、釜石シーウェイブスは終始劣勢で、数少ないチャンスでもラインアウト失敗などがあり流れを変えることができなかった。それでも、後半20分に敵陣でボールを回し、CTBトンガ モセセからの飛ばしパスを右外でもらったキャプテンのWTB小野航大がキックでチャンスを作り、FB吉川遼がトライを決め、一矢を報いた。
なお、この試合では東海大学付属大阪仰星高校出身のSH高島來亜(豊田自動織機シャトルズ愛知)が後半27分から出場してデビューとなり、18歳8カ月17日で、トップリーグ&リーグワンの最年少出場記録を更新している。