第103回全国高校大会の三重県予選決勝が11月5日、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿でおこなわれた。
決勝カードは今年も朝明と四日市工(7年連続)。昨季で県内トップの11連覇を記録した朝明が、四日市工を35-24で破り、花園の連続出場を12に伸ばした(14回目)。
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朝明はFWのコンタクト力で試合を優位に進めた。
先制トライは前半6分。SO浅場博登の好キックで敵陣に入り、カウンターアタックからFL宮澤啓介がゲイン、最後はSH山川雄摩主将がインゴールに飛び込んだ。
7点先取した直後には、ハイボールを四日市工WTB山中陸にうまく処理され、まもなくPGを献上する。しかし攻勢を緩めず、18分には敵陣22㍍ライン付近でSO浅場が得意のステップで中央に相手を集めてから大外へパス、WTB山本大輝が悠々とトライを決めた。
朝明は前半終了間際にもキック合戦で優位に立ち、ゴール前の肉弾戦から最後はNO8伊藤魁人がトライ。
21-3で迎えた後半の立ち上がりも朝明ペースは変わらず、5分にWTB山本がステップで相手をごぼう抜き。ルーキーの貴重な追加点でさらに勢いに乗り、18分にもトライを奪って35-3と大勢が決した。
四日市工は粘り強くディフェンスしながらも、アタック時にラインアウトのマイボールを確保できず流れを失った。しかし、終盤には県の7人制大会を初めて制したその実力を発揮。
22分にFB宮崎奏斗の50/22キックを起点にトライを奪うと、強みのBKのランがさく裂してさらに2トライ。WTB山中は非凡なランを見せた。
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