リーグワンは10月3日、2024-25シーズンからディビジョン3に新規参入するチームについて、9月末時点での審査結果を発表した。
2023年6月末の締切までに新規参入を希望した5チームから、候補は日立Sun Nexus茨城を除く4チームに絞られた。また、参入チーム数が原則3チームとなることも明かされた。
合計で16項目に渡る審査のほとんどが「充足項目」として、基準を満たしているか、満たしていないかでチェックされた一方で、過去の戦績と財務の安定性の2つが「評点項目」として点数をつけられた。
2つの合計得点は、セコムラガッツ(戦績0財務4)、ヤクルトレビンズ(戦績1財務3)、LeRIRO福岡(戦績1財務3)の3チームが4点で並び、秋田ノーザンブレッツ(戦績0財務2)が2点と続いた。
日立は充足項目で基準を満たしていない項目が複数あり、今回の参入は見送られた。
上記の合計点に、現在開催中のトップイースト、ウエスト、キュウシュウ、そしてリーグ終了後の三地域社会人リーグ順位決定戦 (上記3リーグの上位2チームによるトーナメント戦)の戦績を加点し、2024年1月末に最終の評価が確定する。
トップイースト、ウエスト、キュウシュウのAリーグでは、1位に2点、2位に1点が加算され、さらに三地域社会人リーグ順位決定戦で1位に4点、2位に2点 、3位に1点が加算される。
一方でセコムとヤクルトにおいては、スタジアムの施設基準に関して「充足見込み」(基準を満たす予定)の状態であり、2チームとも不充足となった場合は参入チーム数は「1」に絞られる。
ただし、東海林一専務理事は「充足されるまでの課題が非常に明確で、その課題はクリアできる可能性が高いということで、いまは確認中ということにしている」と説明。「(新規参入は)3チームになる確率は高い認識でいる」と話した。
年内までに判断し発表する予定だが、一方のチームだけが不充足となった場合は、残りの3チームの新規参入が決定する。
3チームが新規参入となれば、2024-25シーズンからはD1が12チーム、D2が8チーム、D3が6チームの編成となり、12月から始まるリーグワン2023-24のD3上位2チームはD2へ自動昇格となる。
2024-25シーズンは、D1は18試合、D2は14試合(総当たり戦2回)おこなわれる予定で、D3は総当たり戦3回か総当たり戦2回+順位決定戦、どちらのフォーマットで実施するかを今後リーグとチームが協議する。
なお、クロスボーダーマッチの開催については「最終調整に時間がかかっている」とし、10月中旬から下旬での発表にずれ込むとした。