「2023 ムロオ 関西大学ラグビーAリーグ」は10月1日、大阪の鶴見緑地球技場で第3節第1日があり、戦後から42回の優勝を誇る同志社大が関西大に29-31(前半19-7)と開幕3連敗となる逆転負けを喫した。同志社大の勝ち点は1。入替戦出場の暫定7位となった。
もう1試合は、3年ぶりの優勝を目指す天理大が近大に61-24(前半35-3)と快勝。開幕3連勝として、勝ち点14で暫定首位に立った。
同志社大は後半19分まで、29-14と最大15点差をつけていた。しかし、FWに疲れが見えた同20分にPR宮内慶大にラックサイドを割られ、トライを許す。同26分には10人モールを押し込まれ、インゴールを割られた。後半2分、最初の失トライもゴール前のモールを押されたものだった。
後半39分にはSO池澤佑尽に右中間40メートルのPGを決められ、これが決勝点となった。宮本啓希監督は敗戦を総括した。
「勝ち切れなかったのは私の責任。自陣でペナルティーを犯し、攻め込まれた。ディフェンスが止めきれなかった」
1962年(昭和37)に関西リーグが作られて以来、同志社大の開幕3連敗は2018年に続き5年ぶり2回目となる。
天理大は近大から9トライを奪った。FWの強さで試合を優位に進め、近大がそのFWに意識をとられた瞬間、SHの北條拓郎主将がラックサイドを走り抜く。先制となる前半4分、同28分と2トライを挙げた。
大勝にも小松節夫監督はうかれない。
「前半はウチのペースだったが、後半、メンバーを変えたらリズムが狂った」
後半は26-21とほぼイーブンだった。
なお10月8日には第3節の残り2試合、関西学大×摂南大、京産大×立命大が滋賀の皇子山陸上競技場で行われる。キックオフは11時45分と14時になっている。