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【関西大学ラグビーAリーグ プレス・カンファレンス】7戦全勝チームには勝ち点4を付与

2023.09.12

2023ムロオ関西大学ラグビーAリーグのプレス・カンファレンスに出席する同大・山本敦輝、京産大・三木皓正、天理大・北條拓郎の各主将(左から)



 2023ムロオ関西大学ラグビーAリーグ(一部)のプレス・カンファレンス(記者懇談会)が9月11日、東大阪市の花園ラグビー場で開催された。

 Aリーグ全8チームの主将が一堂に出席。間近に迫ったシーズン開幕に向けての抱負を語った。チーム初の3連覇を狙う京産大の三木皓正(こうせい)主将は気合十分。

「今年のチームスローガンはパッション。見ている方に熱さを感じさせる試合をお見せしたい。僕らも熱くプレーをしたい。目標は関西制覇からの日本一」

 三木主将はFLとして代名詞でもある強烈タックルでチームの先頭に立つ。

 また主将らの決意表明に先立って、主催する関西ラグビー協会の中尾晃大学リーグ委員長から規則改正の説明があり、7戦全勝したチームには、「勝ち点4」が付与されることになった。これは全国的にも珍しい試み。

 2年前に始まった勝ち点制は、勝ち=4点、引き分け=2点、負け=0点で、ボーナスポイントとして、7点差以内の負けは1点、3トライ差以上の勝利にも1点の付与があった。そこに今回、この4点が加わる。

 中尾委員長は理由を説明する。
「従来の勝ち点制だと、優勝を決めるにおいて、7戦全勝のチームを6勝1敗のチームが上回る可能性が出てくる」
 以前からその指摘はあり、今回、6月に委員会で話し合いがもたれ、7月の大学リーグの総会で一致を見たという。

 出席した記者からは、「それでは以前の勝敗制に戻せばよいのでは?」という質問が飛んだが、中尾委員長は「戻る形にはならない」とリーグ戦をより良化させたい気持ちをにじませた。

 関西大学Aリーグは9月17日に開幕。花園ラグビー場に全8チームが集結する。メインの第一グラウンドでは天理大×摂南大に続き、京産大×関大があり、第二グラウンドでは近大×関西学大に続き、同大×立命大が行われる。キックオフ時間は順に、正午、14時、11時30分、13時30分になっている。

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