まだ、誰もあきらめていない。
ワールドカップの初戦の地、トゥールーズに入ったチームのメンバーにアクシデントが起これば、いつでも駆けつける。
9月2日におこなわれたノーサンプトン×バーバリアンズで、日本代表、同候補としてW杯への準備をともにしてきた選手たちがプレーした。
LOヘル ウヴェ、NO8ファウルア・マキシの2人が先発。6選手がベンチスタートでピッチに立ち、48-12の快勝に貢献した。
バーバリアンズは1890年にイングランドで創設された。遠征や試合の時だけ世界各国から選手を招待し、チームを編成する。
W杯直前の今回は、オーストラリアの代表候補と日本の代表候補が集められるという、変則的な形態で活動をおこなっている。
両代表とも現スコッドのアクシデントに備え、バックアップメンバーのコンディションを整えている。
現在バーバリアンズで活動しているのは、PR小林賢太(東京サントリーサンゴリアス)、HO中村駿太(横浜キヤノンイーグルス)、LO・FLヘル ウヴェ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、NO8ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、SH茂野海人(トヨタヴェルブリッツ)、WTB高橋汰地(トヨタヴェルブリッツ)、FB山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)、CTBニコラス・マクカラン(東芝ブレイブルーパス東京)の8選手だ。
2日のノーサンプトン戦では、後半に出場したFB山中がいい働きを見せた。自身で鋭いステップを見せたほか、後半27分過ぎにはトライに絡んだ。
味方のキックを追い、手にしたハンター・パイサミのサポートについて好走。ラストパスをマクカランへ送り、トライを呼んだ。
バーバリアンズの試合は、9月7日のブリストル戦など、10月7日まで5試合残っている。