1923(大正12)年創部の明大ラグビー部が今年100周年を迎え、7月16日に記念式典&祝賀会が都内ホテルでおこなわれた。式典にはラグビー部OB、現役選手を始め、大学ラグビー関係者、来賓など約700人が出席した。
物故者への黙祷に続き、100年の歴史を振り返るVTRが上映され、続いて主催者を代表し西村弥部長が挨拶に立った。来賓の祝辞では元ラグビー部部長で現明大学長の大六野耕作氏が登壇、諸般の事情で競技収入が減り、合宿所の食堂業者に支払いが滞るなど苦しい時代のエピソードを紹介した。
明大理事長の柳谷孝氏に続き、日本ラグビーフットボール協会からは山城泰介副会長、関東協会からは海老原洋一会長が祝辞を述べた。
式典の最後に主催者を代表し、明大ラグビー部OB・OG倶楽部の西妻多喜男会長が挨拶に立ち、「ふたたび国立競技場を満員にできるように頑張りたい」と抱負を述べた。
隣接会場に移って開かれた祝賀会ではOBで日本ラグビー協会名誉会長を務める森重隆氏の乾杯でスタート、明大応援団による校歌と応援歌など華やかな祝宴となり、会場のあちこちでOBたちが旧交を温めていた。
後半は現役部員が壇上に上がり、神鳥裕之監督が「対抗戦優勝、大学日本一はもちろんだが、社会に通じる人材、日本ラグビーを支える人材を育てたい」と力強く抱負を語り、廣瀬雄也主将は「先輩方のご尽力と、ライバルとしてしのぎを削った各校のみなさんに改めて感謝します」と挨拶した。
最後は現役、OB全員で部歌を斉唱し、さらなる飛躍を誓い、新たな歴史の一歩を踏み出した。