関東大学リーグ戦選抜が左タッチ際のスペースを攻略。WTB石岡玲英(法大)を走らせて、同点に並ぶトライがインジャリータイムに決まった。SO武藤ゆらぎ(東海大)のゴールは惜しくも外れて43-43。このカードでは大会初めての同点となった。
7月2日、東京・秩父宮ラグビー場で第11回関東大学オールスターゲーム2023がおこなわれた。関東大学対抗戦グループ、同リーグ戦グループなど、関東協会に所属する大学が五つのカテゴリーに分かれて対戦。ふだんは同会場で試合開催のない下部のリーグまでが選抜選手を送り込んでそれぞれ対戦した(今年は1カードのみ単独校同士の対戦。全結果は文末に)。
催しの最後にセットされた対抗戦選抜vsリーグ戦選抜は、各校から選抜された選手たちの所属チームの部員がそれぞれ、大挙して応援に駆けつけ、バックスタンドに。大会運営側の指定により、対抗戦側が神宮サイド(メインから見て左)に、リーグ戦は246号線サイド(同じく右)に配置。あえて、まとまって座り、「応援合戦」としてイベントの一部をなした。
午前中からカテゴリーを入れ替えて行われるため、実際の観客数は5000をゆうに超える規模となった。グラウンド上の選手たちと同じく、チームの垣根を越えてともに応援を楽しむ姿、そんな応援合戦を含めて場を楽しむOBや学生の保護者、ファンの熱気で、聖地とされるラグビー場は一日、歓声に包まれた。
対抗戦vsリーグ戦の通算成績は、対抗戦選抜が4連勝の後の引き分けで、通算では対抗戦5勝、リーグ戦3勝、1分となった(第8回、9回は中止)。
※各試合記録、出場メンバーなどはこちら(外部サイト:関東ラグビー協会)
◉第11回関東大学オールスターゲーム2023
第1試合 <7人制>
リーグ戦選抜BLUE 29-5 リーグ戦選抜RED
第2試合 <7人制>
理工系リーグ選抜 19-19 医歯薬リーグ選抜
第3試合 <7人制>
リーグ戦2部選抜 63-0 対抗戦Bグループ選抜
第4試合 <7人制> 学生クラブセブンズ優勝校 vs メディカルセブンズ優勝校
慶應準体育会ラグビー部JSKS 21-10 順天堂大学医学部ラグビー部
第5試合
対抗戦選抜 43-43 リーグ戦選抜