スーパーラグビー・パシフィック2023のレギュラーシーズンを1位通過したチーフスで10番を争い、ニュージーランド国内大会はノースハーバーでキャプテンを務めてきたブリン・ガットランドが、コベルコ神戸スティーラーズに来季加入することが6月12日に発表された。
ブルーズ、ハイランダーズ時代を含め、スーパーラグビーで通算50試合以上プレーしてきた28歳のスタンドオフ。ウェールズ代表の現ヘッドコーチであるウォーレン・ガットランドの息子としても知られる。5月上旬の試合で上腕二頭筋をけがし、プレーオフに出場することはできなくなってしまったが、10年ぶりの優勝を目指すチーフスの躍進に貢献したひとりだ。神戸へ送り出すチーフスのクレイトン・マクミラン ヘッドコーチは、「彼は経験豊富で冷静な戦術家であり、傑出したゴールキッカー、そしてタフなディフェンダーでもある」と評価している。
日本行きを決め、リーグワン2023-24での活躍が期待されるブリン・ガットランドは、「コベルコ神戸スティーラーズに入団できることをとても楽しみにしています。志を持ったチームへと身を投じ、フィールドでチームに貢献できることも大いに楽しみです。チーフス、ハーバーの選手であることは誇りに思っていますが、母国を出て新たな冒険と挑戦をするには絶好の機会と思っています。スティーラーズの優秀なコーチと選手、素晴らしい施設と神戸という地域はこの決断をする上であまりにも十分すぎる要素でした。日本という国で異なる文化、言葉を経験できることもとても楽しみにしています」とコメントした。
なお、チームメイトであるニュージーランド代表ロックのブロディ・レタリックも来季スティーラーズに加入することが決まっている。
そして、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪と豊田自動織機シャトルズ愛知でプレー経験がある牛原寛章も、コベルコ神戸スティーラーズへの移籍が決定。新天地が決まった30歳のフッカーは、「歴史あるコベルコ神戸スティーラーズの一員になれることを光栄に思います。新たな地でチャレンジできることに興奮しております。チームの勝利のために泥臭くひたむきに取り組み、日本一に向けて全力を尽くします。スティーラーズファンの皆様にお会いできる日を楽しみにしています」とコメントした。