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【スーパーラグビー・パシフィック】フィジアン・ドゥルアが最終節でレッズに快勝。7位で準々決勝進出の快挙

2023.06.04

最後はインターセプトから笑顔で走りきってトライを決めたNO8チョ ヴェサ・タマニ。(撮影/池貝 亨)

ホームでレッズに快勝したフィジアン・ドゥルア。©︎Fiji Sun



 スーパーラグビー・パシフィックは6月3日にレギュラーシーズンの最終節(2日目)を終えた。

 プレーオフ進出のボーダーラインに近いチームにとっては、大事な一戦。
 勝敗によって準々決勝進出ラインの8位以内に入れるかどうかが決まるとあって、各チームとも気持ちがこもっていた。

 フィジアン・ドゥルアも、そのひとつだった。
 同チームはホームのスバにレッズを迎えた。41-17と3トライ差以上のボーナスポイント付きで快勝し、ベスト8入りを決めた。

 参戦2年目で6勝し、試合終了時点で7位に。
 同日、遅れておこなわれたフォース×チーフスの結果を待たずに次ステージ進出が実現した。

 前夜の豪雨は上がったものの、小雨が降る空模様。
 1万人を超える地元サポーターの熱気に押されるように、雨はキックオフとともに止んだ。
 フィジーにしては肌寒かった。

 直前までの雨で芝が滑るコンディションだった。
 序盤、レッズが自陣ゴール前でキック処理をミス。ドゥルアのFB。セレスティノ・ラヴタウマンダがボールを押さえて先制トライを奪う。
 その後、互いに得点を重ねた。前半は17 -17の同点だった。

 後半、開始早々にドゥルアがPGで勝ち越す。
 レッズはアウェーの雰囲気にのまれ、モメンタムはドゥルアに傾いていった。

 この日のドゥルアは集中力が高かった。
 タックルの雨で自陣ゴール前のピンチを防ぐシーンがあった。レッズのノックオンを誘った。
 相手の得点チャンスをことごとく消していった。スクラムも押し切る場面もあり、力でも上回った。  

 レッズはラインアウトなどのミスから失点をした。ドゥルアは好タックルを連発して相手を後半無得点に抑えた。

 試合終了前、ドゥルアはNO8チョヴェサ・タマニがインターセプト。そのままゴールに走り込んでダメ押しのトライを決めた。

 レッズにとっては、退団が決まっているブラッド・ソーン ヘッドコーチの最後の試合となる可能性もあった。
 結果的に8位に滑り込んでプレーオフ進出となったものの、次戦へ不安を残すパフォーマンスだった。

【準々決勝組み合わせ】
※カッコ内はレギュラーシーズン順位

◆6月9日(金) 19:35@オークランド
ブルーズ(3)×ワラターズ(6)
◆6月10日(土) 16:35@ハミルトン
チーフス(1)×レッズ(8)
◆6月10日(土) 19:05@クライストチャーチ
クルセイダーズ(2)×フィジアン・ドゥルア(7)
◆6月10日(土) 19:35@キャンベラ
ブランビーズ(4)×ハリケーンズ(5)

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