ラグビーリパブリック

フィジアン・ドゥルア、きょう(6/3)ホームで最終節。チームを去る9人にはなむけを

2023.06.03

土砂降りの中おこなわれたキャプテンズラン。(撮影/池貝 亨)

フィジアン・ドゥルアのFLメリ・デレナランギ主将。(撮影/池貝 亨)



 スーパーラグビー・パシフィック参戦2年目のフィジアン・ドゥルア。
 今季は地元の熱烈な応援を受け、クルセイダーズ、ハリケーンズなどを破って5勝を挙げている。

 先週おこなわれたホームでのモアナ・パシフィカ戦では、終盤にモアナの猛追を受け、ラストプレーでトライを奪われる。
 勝敗はさほど難しくない位置からのコンバージョンキック次第となった。

 相手の名手、リアリーファノのキックは、ドゥルアサポーターのノイズの圧力を受けたのか、左にそれた。
 ドゥルアは1点差で勝利し、辛くもプレーオフ進出争いに生き残った。

 現在12チーム中10位(勝ち点=21)ではあるが、準々決勝進出の可能性はある。
 まず6月3日(土)のレギュラーシーズン最終節、レッズ戦(7位/勝ち点=24)に勝利することがマストだ。

 その先を左右するのは、パースでのウエスタン・フォース(9位/勝ち点=22)×チーフス(1位/勝ち点=54)の結果。フォースにもプレーオフ進出の可能性がある。
 チーフスは負けても首位が確定しているため、SOマッケンジーなどのオールブラックスを休ませている。

 5月31日に9人のドゥルア選手の退団が発表された。
 今季の活躍で海外チームに引き抜かれる選手もいる。

 6月2日、土砂降りの中、試合前日練習が試合会場でおこなわれた。
 FLメリ・デレナランギ主将は練習後のインタビューで、「ともに戦った仲間のために勝って送り出したい。感動的な試合になるだろう」と気合い十分の様子だった。

 対するレッズのWTBフィリポ・ダウングヌは「今年のドゥルアは素晴らしいチーム。ハードな試合になるのは覚悟している、挑戦は受けて立つ。応援に来る家族の前でベストパフォーマンスを見せたい」と話した。

 レッズではダウングヌのほか、PRラヴァイ、FLウル、WTBヴニヴァルと4人のフィジアンが登録メンバー入りを果たしている。

 試合は日本時間の午後1時35分キックオフ。wowowオンデマンドでライブ、見逃し配信で視聴可能。

レッズのWTBフィリポ・ダウングヌ。(撮影/池貝 亨)


Exit mobile version