スーパーラグビー・パシフィック参戦2年目のフィジアン・ドゥルア。
今季は地元の熱烈な応援を受け、クルセイダーズ、ハリケーンズなどを破って5勝を挙げている。
先週おこなわれたホームでのモアナ・パシフィカ戦では、終盤にモアナの猛追を受け、ラストプレーでトライを奪われる。
勝敗はさほど難しくない位置からのコンバージョンキック次第となった。
相手の名手、リアリーファノのキックは、ドゥルアサポーターのノイズの圧力を受けたのか、左にそれた。
ドゥルアは1点差で勝利し、辛くもプレーオフ進出争いに生き残った。
現在12チーム中10位(勝ち点=21)ではあるが、準々決勝進出の可能性はある。
まず6月3日(土)のレギュラーシーズン最終節、レッズ戦(7位/勝ち点=24)に勝利することがマストだ。
その先を左右するのは、パースでのウエスタン・フォース(9位/勝ち点=22)×チーフス(1位/勝ち点=54)の結果。フォースにもプレーオフ進出の可能性がある。
チーフスは負けても首位が確定しているため、SOマッケンジーなどのオールブラックスを休ませている。
5月31日に9人のドゥルア選手の退団が発表された。
今季の活躍で海外チームに引き抜かれる選手もいる。
6月2日、土砂降りの中、試合前日練習が試合会場でおこなわれた。
FLメリ・デレナランギ主将は練習後のインタビューで、「ともに戦った仲間のために勝って送り出したい。感動的な試合になるだろう」と気合い十分の様子だった。
対するレッズのWTBフィリポ・ダウングヌは「今年のドゥルアは素晴らしいチーム。ハードな試合になるのは覚悟している、挑戦は受けて立つ。応援に来る家族の前でベストパフォーマンスを見せたい」と話した。
レッズではダウングヌのほか、PRラヴァイ、FLウル、WTBヴニヴァルと4人のフィジアンが登録メンバー入りを果たしている。
試合は日本時間の午後1時35分キックオフ。wowowオンデマンドでライブ、見逃し配信で視聴可能。