ラグビーワールドカップ・フランス大会の開幕まで約100日と迫った。
大舞台で戦う日本代表のために、なにかできることはないか。
そうだ。日本中のラグビーファンの応援の声を集めて、史上最大のエールを届けよう。
発起人となったのは元日本代表主将の廣瀬俊朗さん。ラグビー日本代表オフィシャルスポンサーを務める三菱地所がプロデュースする「丸の内15丁目 PROJECT.」と連携し、新たなイベントの開催を発表した。
題して、「ONE TEAM 大作戦」だ。
GPSで現在位置を記録して、その軌跡で大規模な地上絵を描く“GPS アート”を用いる。
特別仕様の“エールカー”に乗った 7人の「応援団長」たちが日本各地を回り、「ONE TEAM」の7文字を日本列島に浮かび上がらせる壮大な計画だ。
その道中では、元日本代表や地元のラグビー関係者、OBとのトークショーなどミニイベントを開催し、日本代表を応援するファンの方々の声を集める。日本中から集めた「エール」を、「ONE TEAM」の文字とともに日本代表へ届ける予定だ。
それぞれの文字を描く7 人の『応援団長』は、5月22日(月)~6月4日(日)23:59まで一般募集中。すでに日本各地から応募が多数寄せられている。
詳細は右記URLを参照。https://marunouchi15.com/content/info/12637/
同プロジェクトは「ONE」を担当する西と、「TEAM」を担当する東の2 チーム体制で動く。6月29日にそれぞれ鳥取と釧路を出発。
ミニイベントをおこなうことが決まっている釜石や菅平などラグビーにゆかりのある場所や、前回大会で使用した試合会場、そしてこれからおこなわれるテストマッチの試合会場を通りながら、それぞれ名古屋と東京のゴールを目指す。瀬戸内海ではフェリーでの移動もある。
8月上旬にすべての行程を終え、8月中旬には日本代表へエールを届ける。
■走行ルート:
・東チーム
①「M」6月29日~7月3日 北海道:釧路空港~網走~旭川~札幌~函館
②「A」7月7日~7月10日 東北:釜石~岩手~秋田~弘前
③「E」7月14日~7月19日 東北:新発田~郡山~仙台~気仙沼~山形
④「T」7月21日~8月1日 北陸・関東:新潟~金沢~菅平高原~熊谷~横浜~東京
・西チーム
➀「N」6月29日~7月6日 中四国:鳥取~岡山~高松~島根~広島~松山
②「O」7月10日~7月19日 九州:大分~福岡~長崎~熊本~鹿児島~宮崎
③「E」7月21日~8月1日 関西・中部 神戸~豊岡~福井~静岡~三重~大阪~京都~名古屋
※走行期間及び走行ルートは今後変更する場合あり
廣瀬さんが今回のプロジェクト発足のきっかけを話す。
「ファンのみんなで盛り上がったり、日本からでも応援できるようなこと、日本とフランスをつなげることができないかと考えていた中で、GPSアートが思い浮かびました。日本地図にメーセージを描ければ、フランスで戦う日本代表にも届くのではないかと」
「『こんな形で参加できるのか』、『楽しそう』というのが広まってくれたら嬉しいです。この後に参加するファンの人たちが『この日は札幌に来るから行こう』と、各地でなってくれたらいいですね」と思いを口にした。
描く文字は新しいチームスローガンである「Our Team」を含め、さまざまな検討を重ねたが、にわかファンの方々も含めて当時の熱狂を思い出してもらいたいという願いを込めて、2019年W杯での日本代表のスローガン「ONE TEAM」とした。日本全国のファンがひとつになって応援するという、メッセージにもなる。
三菱地所株式会社 ラグビーマーケティング室長の高田晋作さんは、「サッカーのW杯や野球のWBCでも感じましたが、多くのファンがテレビの前で熱狂したり、さまざまな場所で応援している。GPSアートはそれを可視化できる。選手に見える形で届けられる」と話し、「地域の盛り上がりにつながったり、ファンの方々にとってもこうした文字を作り上げることにワクワクしていただけたら」と続けた。
応援団長は、「コアファンでも、にわかファンでも、誰でもウェルカムです」と廣瀬さん。ラグビーを盛り上げたい、日本代表の活躍を応援したいという方はぜひ参加の検討を。
※国土地理院「地理院タイル ベースマップ 写真」を加工して作成 Images on 世界衛星モザイク画像 obtained from site https://lpdaac.usgs.gov/data_access maintained by the NASA Land Processes Distributed Active Archive Center (LP DAAC), USGS/Earth Resources Observation and Science (EROS) Center, Sioux Falls, South Dakota, (Year). Source of image data product.