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三重ホンダヒートが入替戦の激闘制し歓喜のD1昇格! 連敗のグリーンロケッツ東葛は降格

2023.05.13

タフなチャレンジで入替戦に連勝し、ディビジョン1昇格を決めた三重ホンダヒート(撮影:高塩 隆)


 三重ホンダヒートがジャパンラグビーリーグワンで、ディビジョン1昇格を決めた。入替戦で、昨シーズン苦汁をなめさせられたNECグリーンロケッツ東葛と再戦することになり、第1戦を5点差で制すと、5月13日に千葉・柏の葉公園総合競技場でおこなわれた第2戦も13-12と競り勝ち、歓喜となった。
 敗れたグリーンロケッツはディビジョン2に降格となる。

 国内最高峰グループへの昇格を目指すヒートは、前半13分にSOケイレブ・トラスクのペナルティゴール(PG)で先制すると、28分にはCTBクリントン・ノックスのブレイクスルーでゴールに迫り、クイックリサイクルでテンポよくボールを回し、負傷で退いたFBトム・バンクスに替わり前半早々から出番となったダーウィッド・ケラーマンが右隅にトライを決めた。トラスクはタッチライン近くからのコンバージョンも成功し、貴重な2点を追加。

 ヒートはディフェンスでも奮闘して前半最後のグリーンロケッツの反撃に耐え、10-0で折り返した。

前半途中からの出場でトライを決めるなど躍動したヒートのダーウィッド・ケラーマン(撮影:高塩 隆)

 一方、ディビジョン1残留を目指すグリーンロケッツは47分(後半7分)、優勢だったスクラムから展開してFBレメキ ロマノ ラヴァの力走でゴールに迫り、最後はFLカヴァイア・タギヴェタウアが果敢に突っ込みトライが認められた。

 その後、ヒートがPGで8点リードとしたが、64分にSOトラスクが不当なプレーで10分間の退出を命じられ、流れは変わる。
 数的有利となったグリーンロケッツは70分、ドライビングモールでゴールに迫り、リサイクルから主将のレメキがパワーでトライを決めた。そして自らコンバージョンを成功し、1点差に詰めた。

 勢いづくグリーンロケッツ。75分にも敵陣22メートルライン付近で攻め続け、逆転のムードはあった。
 しかし、ヒートのPR日比野壮大がブレイクダウンでジャッカルし、チームの危機を救う。

 グリーンロケッツは、78分にはラインアウト失敗でチャンスを逃した。

 逆転勝利とディビジョン1残留へ執念を見せるグリーンロケッツは、80分すぎ、敵陣22メートルライン内に入ったものの、ヒートはFLテトゥヒ・ロバーツがランアウトスチールでボールを奪い返し、まもなく外に蹴り出し、歓喜となった。

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