韓国ラグビーの「2023 コリアスーパーラグビーリーグ 2次大会」が5月6日から始まった。20日まで毎週土曜日に仁川市南洞ラグビー場で開催される。
今大会には1次大会社会人優勝の韓国電力と2位ポスコ建設が欠場。3位現代グロービス、4位OK金融と大学優勝の高麗大に軍体育部隊(尚武)、4チームでおこなわれる。尚武はHSBCワールドセブンズシリーズ昇格をかけたチャレンジャー大会(4月)に主力を韓国代表へ送り、1次大会は欠場していた。
2次大会でも日本協会が協力。6日の第1節2試合は関谷惇大氏と橋元教明氏のリーグワンレフリーパネル所属の2氏が笛を吹いた。
現代グロービスとパートナーシップを結ぶ浦安D-Rocksは1次大会に続き、5月1日から21日までの間に4選手を送り込む。
1日からはFL/NO8坂和樹(’22浦安、’20NTTコミニュケーションズシャイニングアークス=NTTコム、明大)。9日から2回目となるLO佐藤大樹(’22浦安、’18NTTコム、慶大)とFB高野祥太(’22浦安、’16NTTドコモレッドハリケーンズ=NTTドコモ、青学大)。第3節に向けて15日から1次大会全試合出場のWTB石川貴大(’22浦安、’21NTTドコモ、明大)だ。
OK金融にも4名が在籍。1次大会に続いてヤクルトレビンズから続けてPR谷峻輔(’20ヤクルト、’17宗像サニックスブルース、大体大)が参加。新しくリーグワンD3のシーズンを終えたNTTドコモレッドハリケーンズ大阪からNO8シオネ・ヘマロト・アフェムイ(’22シャイニングアークス東京ベイ浦安、朝日大)と韓国代表CTB金勇輝(’15 NTTドコモ、法大)の2人。同じく韓国代表でマツダスカイアクティブズ広島所属のCTB李修平(’13マツダ、’12六甲クラブ、大体大)も参加している。
5月6日の第1節。現代は高麗大と対戦し、9トライ58-6で圧勝した。
前半20分まで高麗大の出足が速いディフェンスに苦しんだ。この間に2本のPGを許し0-6とリードされる。ようやく24分、敵陣ゴール前5メートルのスクラムを得るとWTBチョン・ヨンシク(元日野レッドドルフィンズ)が韋駄天ぶりを発揮し、ボールをもらうとポスト右へ初トライを決めた。コンバージョンをSOチョン・ブヨンが成功し7-6と逆転。勢いを取り戻した現代が29分、この日2トライでプレーヤー・オブ・ザ・マッチになったHOユ・ジフンがファイブポインターになる。前半を17-6でリードする。
後半は5分にHOユのトライで口火を切る。5分過ぎにFLで坂が入ると18分、坂が敵陣22メートル外でボールをもらいゴールラインへ迫った。最後はCTB李ジンギュが仕留めた(36-6)。6分後、右ラインアウトをモールで押し込み、坂が嬉しい韓国での初トライを奪う。試合はNO8のフィジー人、イモシの9本目のトライで終えた。
第2試合はOK金融と尚武が戦った。OKは左PR谷、NO8シオネ、左CTB李修平、右CTB金勇輝と4人全員が先発。尚武が1トライ、OKがPGを決めて5-3となった。16分、OKは尚武ゴール前ラックからNO8シオネへ。シオネが右中間へ逆転トライを奪った(5-10)。尚武8-10で折り返した試合は後半、尚武の代表LOチェ・ソンドクが逆転のファイブポインターになり、結局18-15で勝ち星をあげた。
5月13日の第2節は、第1試合が尚武と高麗大戦。2試合目に現代とOK金融があたる。現代LO佐藤、FL坂にFB高野。OKのNO8シオネ、CTB金という浦安VSドコモという「NTT対決」が韓国で実現する予定。
試合開始は第1試合が13時00分~、第2試合が15時00分~。YouTubeの「Korea Rugby Union」で生配信される。