リーグワンでディビジョン1残留を目指す三菱重工相模原ダイナボアーズ(同10位)が、豊田自動織機シャトルズ愛知(ディビジョン2・3位)と戦う入替戦の第1戦を制した。5月6日に愛知・パロマ瑞穂ラグビー場で対戦し、と59-21と大勝。トライ数で3本以上差をつけたため貴重なボーナスポイントも獲得した。
ダイナボアーズは前半5分、FL坂本侑翼のブレイクスルーで敵陣深くに入り、連続攻撃でSOマット・トゥームアがディフェンダーをひきつけてCTBカーティス・ロナが抜け、ゴール前でWTBタウモハパイ ホネティにつなぎ先制した。
10分にも攻め込んでテンポよくフェイズを重ね、ホネティが連続トライ。
13分にも敵陣深くに入ると、副将のFL鶴谷昌隆が密集から抜けてインゴールに持ち込んだ。
ダイナボアーズの勢いは止まらず、19分にも司令塔のトゥームアがチャンスメイクし、CTBヘンリー ブラッキンからオフロードパスをもらった主将のSH岩村昂太がフィニッシャーとなった。
26点ビハインドとなったシャトルズは27分、スクラムで押し勝ちアドバンテージをもらって攻め込み、左外を抜けたWTB中野豪がインゴールに持ち込んだ。
しかし、ダイナボアーズはリスタート後まもなく、敵陣深くのブレイクダウンでボールを奪い返して連続攻撃でチャンスとなり、PR石井智亮がトライを決めて再び点差を広げた。
33-7で折り返したダイナボアーズは後半早々にも得点し、勝利を引き寄せる。
一方、第2戦も見据えて点差を縮めたいシャトルズは51分(後半11分)、モールでゴールに迫ったあとボールを動かしてCTBジョー・カマナがディフェンスを破り、得点。その後、再び失点したものの、71分には力強いドライビングモールでトライを奪い返し、24点差に詰めた。
だが、ダイナボアーズが終盤に底力を発揮し、75分にはFBアライアサ 空ローランドのカウンターでチャンスとなってボールをつなぎ、SH岩村がフィニッシュ。終了間際にもトライを追加し、38点差をつけて第1戦を制した。
第2戦は14日、神奈川・海老名運動公園陸上競技場でおこなわれる。