リーグワンのディビジョン1でプレーオフ進出争いが激しさを増すなか、前節終了時に3位だった東京サントリーサンゴリアスと同4位の横浜キヤノンイーグルスが4月15日、神奈川・日産スタジアムで激突し、サンゴリアスが11-9と逆転勝ちでトップ4入りが確定、プレーオフ進出が決まった。
雨で難しいコンディションのなか、ロースコアのゲームとなった。
イーグルスが前半3分にSO田村優のペナルティゴール(PG)で先制したものの、その司令塔は数分後に負傷し、交代を余儀なくされた。
両チームとも粘り強いディフェンスを続け、6-6で迎えた53分(後半13分)、イーグルスは入ったばかりのFLシオエリ・ヴァカラヒがリスタート後のブレイクダウンで奮闘して相手の反則を引き出し、FBエスピー・マレーのPG成功で勝ち越した。
しかし、イーグルスの堅守に苦労していたサンゴリアスだが、相手にイエローカードが出て数的有利となった72分、敵陣深くに入ってラインアウトからモールで前進し、NO8テビタ・タタフがボールを持ち出してショートサイドを突き、逆転のトライを決めた。
そして、残り時間の激しい攻防で11-9からスコアは動かず、サンゴリアスの歓喜となった。
敗れたイーグルスだが、7点差以内の敗戦だったためボーナスポイントを獲得して総勝点49となり、前日に大勝して総勝点48としていた東芝ブレイブルーパス東京を上回っている。
ディビジョン1のレギュラーシーズンは次週が最終節となる。