リーグワンのディビジョン2は4月15日、愛知・一宮市光明寺公園球技場で順位決定戦(1~3位)第2節の試合がおこなわれ、レギュラーシーズンを2位通過だった三重ホンダヒートが同3位の豊田自動織機シャトルズ愛知に14-13で競り勝った。
ヒートは一週間後、ディビジョン2の優勝をかけて浦安D-Rocksと対戦する。
一方、順位決定戦を2連敗に終わったシャトルズは3位が確定し、入替戦ではディビジョン1の10位チームと対戦することが決まった。
雨でグラウンドが水浸しという難しいコンディションのなか、両チームともがまんの攻防が続き、ペナルティゴール(PG)で得点してヒートが9-3とリードした。
しかし、ヒートにイエローカードが出て数的有利となったシャトルズは61分(後半21分)、ラインアウトを起点にボールを回し、SO清水晶大がディフェンスを抜けてゴールへ走りきり、コンバージョンも成功で逆転した。
だが、15人に戻ったヒートは68分、敵陣深くに入ってアドバンテージをを得ながら攻め、CTBクリントン・ノックスがディフェンダーをかわしてゴールラインを割り、再びリードを奪った。
その後、シャトルズにPGを1本許し、1点差に詰められたヒートだったが、終盤に敵陣で攻め続けてリードを守りきり、タフな戦いを制した。
同日、ディビジョン3では第14節の2試合がおこなわれ、前節で優勝と自動昇格を決めていたNTTドコモレッドハリケーンズ大阪は、地元のヨドコウ桜スタジアムで2位の九州電力キューデンヴォルテクスを35-33で下し、今シーズンのラストゲームを勝利で締めくくった。
レッドハリケーンズは14点ビハインドで折り返したものの、後半、パワフルなCTBトニシオ・バイフが連続トライを決め、CTB射場大輔のコンバージョンも成功で同点に追いついた。
69分(後半29分)にキューデンヴォルテクスが攻め込み、キックボールを追ったWTB山田章仁がデッドボールライン間際でインゴールに残し、それをSOフィル・バーリーが押さえて勝ち越しとなったが、レッドハリケーンズは食らいついた。
5点ビハインドで迎えた74分、ゴール前スクラムからショートサイドにボールを動かし、WTB茂野洸気が左隅にトライを決めて同点。そして、タッチライン近くからのコンバージョンをCTB射場が決め、逆転となった。
粘るキューデンヴォルテクスは試合終了間際に敵陣深くに入ったものの、レッドハリケーンズが守りきり、激闘はノーサイドとなった。
広島のバルコムBMWスタジアムでは、4位のマツダスカイアクティブズ広島が5位の中国電力レッドレグリオンズに29-25で競り勝っている。