リーグワンのディビジョン2は総当たり戦を終えて順位決定戦が始まり、東京・江東区夢の島競技場で4月9日、リーグ戦全勝だった浦安D-Rocksが3位通過の豊田自動織機シャトルズ愛知を31-12で下した。
D-Rocksは開始2分で2トライを挙げ、主導権を握った。
キックオフ直後、シャトルズにエラーが出てパスをカットしたFLジミー・トゥポウがゲインし、サポートしたFB安田卓平がゴールへ走りきりノーホイッスルトライとなった。2分にはWTBラリー・スルンガが軽快な動きとキックも使った個人技で追加点を獲得。
シャトルズはスクラムで優勢だったがなかなかチャンスを得点につなげられず、逆にD-Rocksは29分にも敵陣深くに入ると、HOフランコ・マレーからオフロードパスをもらったLOローレンス・エラスマスがディフェンダーを振りきってファイブポインターとなった。
38分にD-Rocksにイエローカードが出て数的有利となったシャトルズは、40分、ゴール前のスクラムから展開してWTB齊藤大朗が中央を抜け、ようやくトライを奪い返した。
しかし、D-Rocksはハーフタイム前に反則を繰り返して2枚目のイエローカードをもらい、後半は13人で迎えたものの、44分(後半4分)、FB安田が鋭いカウンターランでディフェンスを切り裂き大きくゲインすると、テンポよくボールを動かしてWTBスルンガが切り込み、CTBサミソニ・トゥアのトライをアシストした。
その後、D-Rocksはシャトルズの反撃を1トライに抑え、終盤にはペナルティゴールで加点し、優勝に王手をかけた。
ディビジョン2は、この2チームとリーグ戦2位通過の三重ホンダヒートが1位~3位を争い、4位・5位は清水建設江東ブルーシャークスと釜石シーウェイブスRFCが競う。