男子のワールドラグビーセブンズシリーズ2023において、フル参戦できるステータスを持ったコアチーム(15チーム)中、最下位で降格の危機にある男子セブンズ日本代表は、第8ラウンドの香港大会でプールステージ3戦全敗となり、準々決勝進出を逃した。
プールCの初戦でオーストラリア相手に黒星発進だった日本は、大会2日目の4月1日、アメリカとスペインに連敗。
アメリカ戦は、最初のキックオフを失敗し、中央のスクラムから攻められあっさり失点すると、3分にもトライを許し、ハーフタイム前にはパスをインターセプトされ、アメリカにリードを広げられた。
後半早々にはプレッシャーを受けて接点でボールを奪われ、まもなく失点。その後も1トライを追加され、完敗となった。
日本は後半3分、帝京大を卒業したばかりの谷中樹平が自陣から左サイドを抜けて力走したが、ゴール目前で追いつかれ、得点ならず。0-31で敗れた。
スペイン戦は、ラインアウト失敗やパスの乱れなどから相手に3連続トライを許し、開始5分で19点ビハインドとなった日本。
ハーフタイム前に、東京オリンピックを経験している明治大出身の石田吉平がステップからの鋭い動きでディフェンダーをかわし、ゴールへ疾走して会場を沸かせた。
7-19で迎えた後半、ケレビ ジョシュア、副島亀里ララボウ ラティアナラ、石田大河の連続オフロードで勢いづいたシーンもあったが、がまんの攻防で追加点を挙げたのはスペインで、2トライを追加し、日本は7-31で敗れた。
日本は9位以下のトーナメントに臨むこととなり、大会最終日(4月2日)はまず、プールBで3位だったウルグアイと対戦する。