ラグビーリパブリック

東京サンゴリアスが3位をキープ。グリーンロケッツ東葛を後半突き放す。

2023.03.26

2トライの活躍でプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたサンゴリアスの中村亮土(C)JRLO


 3月26日、雨の千葉県・柏の葉公園総合競技場で、11位のNECグリーンロケッツ東葛相手にややてこずった東京サントリーサンゴリアスだが、32-7で制し、今季10勝目を挙げて3位をキープした。

 先制したのはグリーンロケッツ東葛だった。開始2分、敵陣でのラインアウトはスチールされたが、ルーズボールをHOアッシュ・ディクソンがセービングして攻め込み、CTBクリスチャン・ラウイがタックルされながらも強引にパワーでインゴールに押さえ、トライが認められた。

 チャレンジャー的立場のグリーンロケッツ東葛はディフェンスでも奮闘し、FLアセリ・マシヴォウの強烈なタックルや、LOジェイク・ボールらの接点でのハードワーク、SHニック・フィップスのジャッカルでもチームは活気づいた。

 それでも、東京サンゴリアスはペナルティゴールで得点したあとの前半22分、SOアーロン・クルーデンのキックからチャンスを広げ、右外でボールを確保したWTB尾崎晟也がディフェンダーをかわしてゲインし、内にサポートの選手が走っているのを確認してキック、CTB中村亮土のトライで逆転した。

 グリーンロケッツ東葛の粘り強いディフェンスに何度か得点を阻まれた東京サンゴリアスだったが、ハーフタイム前にも攻め込んでWTBテビタ・リーがファイブポインターとなり、15-7で折り返した。

 そして、55分(後半15分)に危険なプレーをしたグリーンロケッツ東葛の選手にイエローカードが出て、優勢となった東京サンゴリアスは、スクラムからのアタックでタテを突いたCTB中村がトライゲッターとなり、リードを拡大。さらに、66分にはボックスキックのルーズボールをSOクルーデンが確保してゴールへ持ち込み、74分にはラインアウトからモールで押しきり、トライ数で3本差以上つけたためボーナスポイントも獲得している。東京サンゴリアスは後半、相手に1点も許さなかった。

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