ジャパンラグビー リーグワンのディビジョン2はリーグ戦最終節(第10節)に入り、トップ3が確定していた豊田自動織機シャトルズ愛知は3月25日、東京・江東区夢の島競技場で4位の清水建設江東ブルーシャークスに34-3と快勝。6勝4敗で締めくくり、順位決定戦へ向け弾みをつけた。
シャトルズは、この試合が引退試合となりゲームキャプテンを任されたHO渡邊友哉が3トライの活躍。前半11分にドライビングモールからグラウンディングし、トップリーグとリーグワンを通じて自身初トライを記録すると、27分にはモールから持ち出してパワーでタックラーを弾き飛ばし、スピンも使ってインゴールに押さえた。そして、後半早々には敵陣10メートルライン付近から始まったチームの連続攻撃を背番号2の渡邊がフィニッシュし、ハットトリックとなった。
雨による難しいコンディションのなか、シャトルズは計6トライを獲得。ディフェンスも集中力高く、快勝となった。
同日、ディビジョン3では中国電力レッドレグリオンズ×九州電力キューデンヴォルテクスの1試合が広島県のバルコムBMWスタジアムでおこなわれ、自動昇格の可能性を残している2位のキューデンヴォルテクスが45-21で勝点5を獲得している。
キューデンヴォルテクスは前半30分までに5連続トライを挙げ、35-0と大差をつけ、後半の得点は相手より下回ったものの、トライ数で3本差をキープし、ボーナスポイント獲得となった。