リーグワンのディビジョン1で下位に低迷し、入替戦出場の可能性があるコベルコ神戸スティーラーズとNECグリーンロケッツ東葛が、3月19日に神戸ユニバー記念競技場で激突。スティーラーズが59-26で制して連敗を「3」で止め、9位から8位に上がった。
スティーラーズは序盤、ターンオーバーからアタックを継続してSH中嶋大希が切り込み、オフロードパスをもらったLO張碩煥がゴールへ走りきり先制した。
9分にはゴール前のスクラムでプレッシャーをかけ、NO8サウマキ アマナキがサイドアタックでトライ。サウマキはこの日、力強い走りでビッグゲインを連発し、15分と25分のトライにもつながった。
一方、11位からの浮上を目指すグリーンロケッツもアグレッシブで、前半22分、HOアッシュ・ディクソンからオフロードパスをもらったNO8アセリ・マシヴォウが大きくゲインし、サポートしたSHニック・フィップスがインゴールに持ち込んだ。オーストラリア代表として72キャップを重ねた経験豊富なフィップスは28分にもチームアタックをフィニッシュし、接戦に持ち込んだ。
その後、両チームとも1トライずつ挙げ、33-21となる。
しかし、48分(後半8分)、グリーンロケッツがパスを乱してスティーラーズのカウンターとなり、つないでCTBマイケル・リトルが仕留め、点差は拡大。スティーラーズはさらに66分、ラインアウトからの連続攻撃でゴールに迫り、クイックでつないでWTB林真太郎がトライゲッターとなった。
終盤、グリーンロケッツが5点を奪い返したものの、スティーラーズはWTBアタアタ・モエアキオラが巧みなハンドスキルとパワフルランで連続トライをアシストし、神戸でのレギュラーシーズンラストゲームを勝って締めくくった。