リーグワンのディビジョン1で首位を独走するディフェンディングチャンピオンの埼玉パナソニックワイルドナイツは、3月19日、東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれた第12節で三菱重工相模原ダイナボアーズと対戦し、61-29で全勝をキープした。
相手に先制のペナルティゴールを許したワイルドナイツだったが、前半6分、SO松田力也のゲインで敵陣深くに入り、テンポよくつなぎ、左外でパスをもらったWTB長田智希がタックラーを振りきりインゴールに持ち込んだ。
9分にも細かくパスをつなぎ、CTBダミアン・デアレンデが抜けて追加点。16分にはデアレンデがキックでCTBディラン・ライリーを走らせ点差を広げ、22分にはドライビングモールで得点、30分には俊敏なSH内田啓介が空いたスペースを突いて快走し、5連続トライとなった。
その後、ダイナボアーズに5点を奪い返されたが、ワイルドナイツの勢いは止まらず、37分にもチーム一体となった素早いボールのつなぎからFLラクラン・ボーシェーがフィニッシュ。ハーフタイム前にはターンオーバー後、WTB長田が粘り腰から抜けて力走で大きくゲインし、サポートしたNO8ジャック・コーネルセンがインゴールに持ち込んだ。
49-8で折り返したワイルドナイツは、後半も2トライを追加。
一方、大差をつけられたダイナボアーズは、逆転することは難しかったものの、後半に意地を見せ、66分(後半26分)にラインアウトからモールで押しきると、その2分後にはハイボールキャッチャーにプレッシャーをかけてターンオーバーし、ボールを手にしたFLティモテ・タヴァレアがハーフウェイからゴールへ走りきり、デビュー戦トライを記録している。そして、試合終了間際にもゴールに迫ってCTBカーティス・ロナが突っ込み、チーム4トライ目を決めてチャレンジを終えた。