リーグワンのディビジョン1はレギュラーシーズン終盤の第12節に入り、プレーオフ進出争いが激しさを増すなか、前節終了時点で2位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイと同3位の横浜キヤノンイーグルスが3月18日、東京・江戸川区陸上競技場で激突。雨による難しいコンディションのなか、15-5でスピアーズが競り勝った。
両チームともハンドリングで苦労したが、反則数は少なく、接点で激しくバトルし、キックも多用してプレッシャーをかけようと試みた。
互いにディフェンスは粘り強く、しばらくスコアは動かなかったが、前半38分、スピアーズが敵陣22メートルライン付近のラインアウトからドライビングモールで一気に押しきり、先制した。
そして、後半の序盤に危険なプレーをしたイーグルスの選手にイエローカードが出ると、数的有利となったスピアーズが優勢にゲームを進め、52分(後半12分)に追加点を獲得。自陣深くに追い込まれていたイーグルスがラインアウト後にボール処理を乱し、取り返したスピアーズのLOルアン・ボタがトライゲッターとなった。SOバーナード・フォーリーのコンバージョンも決まり、12-0となる。
スピアーズはその後も強力FWがプレッシャーをかけ続け、粘り強いディフェンスで耐えていたイーグルスから3トライ目を奪うことはできなかったものの、62分にペナルティゴールでリードを広げた。
イーグルスは終盤の77分にラインアウトからモールで押しきり5点を奪い返したが、反撃はそこまで。
注目の上位対決を制したのはスピアーズだった。
勝ったスピアーズはこれで10勝1分1敗(勝点47)。7勝2分3敗(勝点38)となったイーグルスは4位に下がった。