ラグビーリパブリック

2部首位のD-Rocksが釜石でシーウェイブスを圧倒。追うヒートはブルーシャークスに快勝

2023.03.12

釜石シーウェイブスのディフェンスに挑む浦安D-Rocksのシェーン・ゲイツ(撮影:松本かおり)


 東日本大震災から12年。特別な思いを持つ釜石シーウェイブスRFCは、岩手県の釜石鵜住居復興スタジアムで3月12日、ジャパンラグビー リーグワンのディビジョン2で首位を独走する浦安D-Rocksに挑んだが、19-92と大敗した。

 「東日本大震災 復興祈念試合“一枚岩ダービー”」と銘打たれた一戦だったが、D-Rocksの強さが勝った。
 開始早々にモールで押し込み先制すると、7分にはWTBラリー・スルンガがインターセプトから独走。その後、NO8タイラー・ポールなども躍動してチャンスメイクすれば、元スコットランド代表主将のSHグレイグ・レイドローも熟練のスキルでゲームをコントールし、前半だけで45-0と大差がついた。

 釜石シーウェイブスは38分、フィジカル強いCTB石垣航平が岩を砕き、オフロードパスをもらったCTBヘルダス・ファンデルヴォルトが力走したが、サポートが薄く、ブレイクダウンでターンオーバーされ、無得点で折り返しとなった。

 しかし、ホームで意地を見せたい釜石シーウェイブスは45分(後半5分)、敵陣22メートル内に入ってラインアウトからボールを動かし、FL武者大輔からパスをもらったSOジョシュア・スタンダーが抜けて初トライ。富来旗(大漁旗)が復興スタジアムではためいた。

 その後、浦安D-Rocksが再び点差を広げたが、釜石シーウェイブスは宮城県出身の誇り高き東北人である武者が果敢なタックルなどでチームを鼓舞。
 すると、67分、相手に反則があってクイックタップから仕掛け、SH村上陽平がゲインしてゴールに迫り、つないで、LOベンジャミン・ニーニーがトライ。歓声が上がった。

 勝負では、最終的に浦安D-Rocksに14トライを許し、昨年の花園近鉄ライナーズ戦で記録した98失点に次ぐ惨敗となってしまった釜石シーウェイブスだが、試合終了間際、ゴール前でラストアタックのチャンスを得ると、CTB石垣の突破からボールはつながってWTBキャメロン・ベイリーのトライで締めくくり、復興祈念試合を戦い終えた。

2トライでプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたヒートWTB本村直樹(撮影:平本芳臣)

 同日、ディビジョン2では三重県の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿でも試合がおこなわれ、2位の三重ホンダヒートが、今季実戦未勝利の清水建設江東ブルーシャークスを46-17で下している。

 ホンダヒートは前半21分に、モールからの展開でWTB本村直樹が左外を抜け最初のトライを決めると、相手にイエローカードが出て数的有利となった28分には、CTBクリントン・ノックスが力強い走りで中央を破り、追加点となった。さらに、ハーフタイム前にも元セブンズ日本代表の本村が鋭いステップと強さを発揮してトライゲッターとなり、リードを広げた。
 ホンダヒートは20-3で迎えた後半も、シンビンでエイトマンを欠いた相手FWパックをスクラムで圧倒するなど4トライを追加。ブルーシャークスの反撃を2トライに抑え、快勝となった。

 ディビジョン3は、第10節の2試合がおこなわれ、兵庫・神戸ユニバー記念競技場では、自動昇格を目指す首位のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪がクリタウォーターガッシュ昭島を43-26で下している。
 レッドハリケーンズの15番をつけた吉澤太一はハットトリックの活躍で、今季9トライとなり、ディビジョン3のトライランキングでトップに立った。

 そして、もう1試合は“広島ダービー”となり、バルコムBMWスタジアムで、最下位だったマツダスカイアクティブズ広島がライバルの中国電力レッドレグリオンズに27-19で競り勝ち、順位が入れ替わって4位に浮上している。レッドレグリオンズは4連敗。

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